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【飲食店開業の第1歩】食品衛生責任者【eラーニング講習】
経営戦略コンサルタントのちょーすです。
ふと思い立って、特に具体的に使う予定もないですが、食品衛生管理者の講習を受講しました。
食品衛生責任者
食品衛生管理者は衛生管理を行い、安全な食品をお客様へ提供するための知識を持った人です。
食品を取り扱う営業所ではこの資格保有者を、「事業所の食品衛生責任者」として必ず1人は置く義務があり、飲食店の開業には必要不可欠な存在です。
資格に有効期限はないため、取得後の更新等は特に必要ありません。
同じような名前の資格で「食品衛生管理者」や「食品表示責任者」があります。
紛らわしい資格「食品衛生管理者」
一番紛らわしいのは「食品衛生管理者」です。
乳や食肉・魚肉等の製造・加工を行う場合に必要な資格です。
飲食店等に必要なのは、「食品衛生責任者」です。
紛らわしい資格「食品表示責任者(食品表示診断士)」
食品表示に関する民間資格です。
私が調べただけですが、特段、何かの申請に紐付けられている資格ではなさそうです。
食品衛生責任者養成講習
食品衛生責任者養成講習を受講する必要があります。
第1章 食品衛生学
第2章 食品衛生法
第3章 公衆衛生学
第4章 食品表示
6時間にわたる講習ですが、オンラインであれば30日間の受講期間の任意の時間で複数回に分けて受講することも出来ます。
オンライン講習は12,000円と集合型講習の9,000円と比べると高額ですが、好きな時間や空いた時間に受講できるので、私はオンライン講習で受講しました。
受講登録が出来ると、テキストが郵送されます。
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オンライン講習では受講中は常時インカメラが受講者の顔を写しています。
当然ながら、早送りや倍速再生等は出来ません。
また各講座で確認試験があり、更に最終試験に合格すると資格が認定されます。
第1章 食品衛生学:約165分
主な食中毒と健康被害①:40分
主な食中毒と健康被害②:45分
施設・設備の衛生管理:35分
食品の衛生的な取扱い:20分
食品取扱者の衛生管理:20分
確認試験①:5分(5問)
食中毒の事例やその対策についての解説です。
第2章 食品衛生法:約145分
食品衛生法とは:25分
衛生管理に関すること①:45分
衛生管理に関すること②:35分
食品等の自主回収報告制度:10分
営業規制に関すること:15分
その他の食品衛生関係法規:10分
確認試験②:5分(5問)
法律やHACCPについての解説です。
第3章 公衆衛生学:約20分
公衆衛生:10分
環境衛生:5分
労働衛生:5分
公衆衛生学は確認試験はありません。
第4章 食品表示:約40分
食品表示:35分
確認試験③:5分(3問)
食品表示では日頃目にする機会が多い食品表示についての解説があります。
確認試験は不合格になっても何度も受験できますが、その都度問題が変わります。
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最後の確認試験のみ10問中8問の正解が合格ラインです。
確認試験(最終):約10分
![](https://assets.st-note.com/img/1692768439091-bRAoKaQ0W9.png?width=1200)
最初に9点が出て合格出来ましたが、その後満点にしようと数回受け直しましたが、満点が出なかったので諦めました。
合格すると修了証書がダウンロード出来るようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692768938980-07XYugciss.png)
これを食品衛生協会へ提出するプレートを無料で交付してもらえます。
プレート無料配布
最終の確認試験を合格すると修了証書が印刷出来るようになります。
それを印刷して、食品衛生協会へ向かうと食品衛生責任者のプレートを無料で発行して貰えます。
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事前にFAXで申請書を送っておくと、プレートを準備しておいてもらえるようです。
あまり無くすということはないかと思いますが、Amazon等でもプレートが販売されています。
食品衛生法の改正により、食品衛生責任者の氏名が記載されたプレートの掲示義務は無くなりました。
しかしながら、都道府県の条例により、まだプレートの掲示が義務化されている自治体もあるようなので、注意をしましょう。
まとめ
空き時間で講習を受けることが出来、その結果、いつでも飲食店を開業出来る資格を得ることが出来ました。
実際にいつこの資格が活きることになるかは分かりませんが、いざというときにすぐに動けるように準備しておこうと思います。
もしかすると自社所有ビルの飲食テナント区画がずっと空いているので、そこで何かをしようかなとも思っています。