【書評】学びの効率が最大化するインプット大全 | 樺沢紫苑
こんにちは。
今回は効率的なインプットについて書かれた1冊です。
——この書籍はこんな人にオススメです——————
・インプット方法に迷いがある
・効率的にインプットしたい
・すぐに忘れてしまう
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「インプットしてはいるけど、なんだか身になっている実感がない。」
そんな風に感じている人は多いではないでしょうか?
その原因の1つは、インプットが効率的に行えていないからかもしれません。
そもそもインプットとは何なのか。
著者によると、インプットとは以下のように定義できるそうです。
そして、インプットする上で欠かせないのがアウトプット。
両者はセットであり、切っても切り離せない関係にあると著者も論じています。
ここでアウトプットについても少し触れておきましょう。
別著のアウトプット大全にも書かれていますが、アウトプットの基本原則は以下4つ。
インプットしたら、アウトプットする。
さらにインプットを効率的に行うことで自己成長を加速させることができる。
アウトプット大全については、こちらを読んでいただけると嬉しいです。
では、具体的にどうすれば効率的なインプットができるのか。
本書では著者が実践している方法が80個、紹介されています。
中には「お酒を飲む」なんて項目もあり、ちょっとビックリしましたが、どの方法も興味深いものばかりです。
インプット自体について学べ、効率的なインプットの土台となる「CHAPTER1 インプットの基本法則」に着目していきます。
「インプット大全」のポイント
「質」を優先する
たくさんインプットすればするほど、身になると思うかも知れませんが、どうやら違うようです。
まずは「質」、そのあとに「量」。
内容の薄い本を10冊読むよりも、濃い内容のを3冊読む方がよいとのこと。
「質」を確保するということを念頭におきながら、学習教材や本を選んでみてはいかがでしょうか?
意識するだけでも、着眼点が変わり、効率的な学びができるようになると思います。
狙いを絞る
がむしゃらにインプットした方が色々な知識をたくさん吸収できていいのでは? と思うかもしれませよね。
学びたいことがたくさんあるのは良いことですが、情報の繋がりや順番を考えずに行うと非効率です。
今の自分には何が必要なのか、何から学ぶべきかを考えてからインプットを始と効率的なインプットができるようです。
手当たりしだいにインプットしていると手戻りが発生したり、1度学んだことを忘れてしまったので、もう1度学び直すなんてことも出てきてしまいます。
情報を整理してから、インプットを始めたいですね。
目標を設定する
・なんのために資格を取得するのか。
・なんのために勉強するのか。
ゴール(目標)が設定できていないと結果的に遠回りとなってしまい、非効率なインプットとなってしまいます。
「将来、役に立ちそう。」
「何となく持っていれば有利そうな資格だから・・・。」
狙いを絞ると共通する部分があると思いますが、インプットする前にゴールを設定しましょう。
・就きたい仕事に必須の資格だから。
・留学するために英語が必要だから。
・副業のためにスキル伸ばしたい。 などなど
理由はそれぞれですが、ゴールが設定できていると計画も立てやすく、モチベーション維持にも効果的なのでゴール(目標)を設定してから動き出すようにしたいですね。
まとめ〜効率的にインプットして爆速で成長する〜
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
効率的にインプットすることで、ムダを省くこともできます。
その空いた時間をアウトプットに充てたり、さらにインプットに充てることもできます。
本書からは、効率的にインプットすることで学びの幅が広がり、コスパに優れた勉強方法(インプット)を身につけることができると感じました。
爆速で自己成長していきましょう。
——ポイントのおさらいです————————
・「質」を優先する
・狙いを絞る
・目標を設定する
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それでは、失礼します。
本の情報
タイトル:学び効率が最大化する インプット大全
著者:精神科医 樺沢紫苑
ISBN:978-4-8014-0069-6
発行日:2019年8月3日
発行所:サンクチュアリ出版
目次
はじめに
インプットとは何か?
CHAPTER1:インプットの基本法則
CHAPTER2:科学的に記憶が残る本の読み方
CHAPTER3:学びの理解が深まる話の聞き方
CHAPTER4:すべてを自己成長に変えるものの見方
CHAPTER5:最短で最大効率のインターネット活用術
CHAPTER6:あらゆる能力を引き出す最強の学び方
CHAPTER7:インプット力を飛躍させる方法(応用編)
おわりに