【書評】学びを結果に変える アウトプット大全 | 樺沢紫苑
--この記事は、こんな人にオススメ------
・インプット過多になっている
・アウトプットの方法が分からない
・自己成長したい
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こんにちは。
あなたは日々のなかでアウトプットしていますか?
noteやブログを書いている。YouTubeや音声配信を行っているなど、自分にあったアウトプット方法で日々活躍している人も多くいます。
インプットだけでは情報は脳内に定着せず、どんどん忘れてしまいます。情報を入力したら出力しないとバランスが取れないですもんね。
そこで重要な役割をしてくれるのが、書く、話す、行動するなどのアウトプット。
アウトプットはめんどくさいと思うかも知れませんが、意外と簡単。
肩肘張らずに「とりあえず」でいいので始めてみませんか?
【アウトプット大全】から得られるもの
アウトプットにまつわる方法や考え方が80個紹介されています。
80個も紹介されているので、その中で一つくらいは自分にピッタリな方法を見つけることができると思います。
いくつか紹介したい方法がありますが、今回はその中から厳選して3つの考え方をご紹介します。
***インプットとアウトプットはセット***
インプットしたら必ずアウトプットする。2つで1つです。
読書は良くするけれど、その感想を誰かに話したり、どこかに書いたりはしていない…。
インプットしただけでは、その情報は忘れていく一方です。
著者は以下のように書いています。
インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例するのです。
P.21より引用
インプットするのであれば、成長に繋げていきたいですよね。
では、インプットとアウトプットの比率はどんな目安で行えばいいのか。
インプットとアウトプットの黄金比は、3対7
P.29より引用
本を一冊読んだら、周りの知人に話す。noteやブログに書く。Twitterに感想や概要を書くなどなど。
アウトプット方法はたくさんあります。
しかも、そのほとんどが無料で使えるサービスばかり。
うまく活用して、アウトプットの効果を最大限にしたいですね。
***シングルタスクを意識する***
マルチタスク時代になぜ、シングルタスク?と思われるかも知れませんが、人間の脳は仕組み的にマルチタスクができないんです。
人間の脳はマルチタスクができない
P.200より引用
ネットで映画を見ながら宿題をやる。これは一見するとマルチタスクに見えますが、脳内では「映画を見る」と「宿題をやる」の二つのタスクを高速で切り替えて行っているとのこと。
これだと、一つのことに集中するよりも多くのエネルギーを使い、疲れやすく効率も上がりません。
では、どうすればいいのか。
目の前の一つのことだけに集中する。
著者いわく、TODOリストを活用することで集中力を持続したまま複数のタスクをこなすことができるそうです。
シングルタスクを意識することで、脳内から余計な情報が排除されて最高のパフォーマンスが出せるようです。
***とりあえずやってみる精神***
始めないことには何も変わりません。
インプットに比べるとアウトプットは多くのエネルギーを使うため、なかなかできないという人も多い。
そんなときは、自分の得意分野から始めてみてはいかがでしょうか。
喋るのが好き・得意なら、友人に話したり音声配信してみる。
書くのが好きという人は、ブログやnote、Twitterで情報発信してみる。
インプットばかりを続けていても、仕入れた情報が定着する可能性は低く、時間の無駄になってしまいます。
せっかく大事な時間を使ってインプットするので、仕入れた情報を自在に操れるようにしたい。
著者も次のように書いています。
アウトプットしないインプットは意味がない
P.235より引用
とりあえずやってみる精神で、数分でもいいのでアウトプットしてみてはいかがでしょうか?
本書の概要
一冊すべて、アウトプットについて書かれた本です。
タイトルに「大全」と書かれていますが、そう呼ぶにふさわしい本です。
なかには睡眠や健康についての章もあり、一見すると関係ないように思えますが、読み込んでいくとアウトプットにつながります。
著者が繰り返し伝えているのは、アウトプットを意識してインプットをすること。インプットしただけでは忘れてしまい情報の有効活用はできない。
著者も実践していて効果がある内容がほとんどですが、一部、著者の考えのみで書かれている部分もるので少し注意が必要かと思います。
アウトプットと一口に言っても方法は様々で何から始めていいか分からないという人も大勢いるはず。
そんな人のために本書のCHAPTER5では、著者がオススメする方法が7つ紹介されています。
まずは、この7つから始めてみてはいかがでしょうか。
著者について
著者にも触れておきましょう。
精神科医の樺沢紫苑(かばさわ しおん)さんです。
札幌医科大学医学部卒業後にシカゴのイリノイ大学に3年間留学。
帰国後に樺沢心理学研究所を設立します。
「日本一情報発信する医師」として活動されています。
メルマガ、Facebook、YouTubeの毎日更新をはじめ、本の執筆やセミナーなどもこなすパワフルな方です。
アウトプットだけでなく、月に20冊以上の読書を30年間も続けられており、インプットに関しても凄い方です。
まとめ ~アウトプットは成長に欠かせないもの~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
アウトプットが重要なのは知っているけど、ついつい疎かにしてしまう。
そして、いつの間にかインプット過多に…
情報も仕入れたら、積極的に出していかないと賞味期限切れで忘れていく一方です。それではせっかくのインプット時間が無駄になってしまう。
本書でアウトプットの重要性を確認するとともに、その方法についても学んで積極的にアウトプットしていきたいですね。
ここでポイントのおさらいです。
・インプットとアウトプットはセット
・シングルタスクを意識
・とりあえずやってみる精神
それでは、失礼します。
おまけ:本の情報
タイトル:学びを結果に変える アウトプット大全
著者:樺沢紫苑
ISBNコード:978-4-8014-0055-9
発行日:2018年8月3日
発行所:サンクチュアリ出版
目次
はじめに
CHAPTER1:アウトプットの基本法則
CHAPTER2:科学に裏付けられた、伝わる話し方
CHAPTER3:能力を最大限に引き出す書き方
CHAPTER4:圧倒的に結果を出す人の行動力
CHAPTER5:アウトプット力を高める7つのトレーニング法
おわりに
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