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中村哲さんの生き方に触れて

中村哲さん

全くの素人から、アフガニスタンに
用水路を引く土木工事に着手し、
とっても広い砂漠を緑地に変えて
何十万人もの命を救ったお医者さん。

1946年に福岡で生まれ、
精神科医として病院に勤めていた。
海外ボランティアなどを通じて
アフガニスタンやパキスタンに行くようになり、
「医者のいない環境」が忘れられず
現地で診療を続けていた。

患者がものすごい数で行列をなし、
並んでいる最中に亡くなる乳児、
途方に暮れる母親。
そんな姿を見てきた中村哲さんは
「水不足と栄養不足がなくなれば、
病気はなくなるんじゃないか」と考え、
自ら診療することはやめ、土木工事に専念。

当初の予定以上に長い用水路を完成させた。


私が学んだこと


絶望的な状況「だからこそ」
希望の光を灯す


印象に残っている言葉が

暗ければこそ、光を灯す価値がある。
寒ければこそ、火を燃やす価値がある。

状況が悪くても、
むしろ悪ければ悪いほど、
希望を持つことが大きな価値になるんだと
ハッとさせられました。


想いを繋ぐ

中村哲さんが土木工事に専念すると決めた時、
診療室はどうなったか。
中村哲さんと共にずっとやってきた
100人の医療チームがそのまま引き継いだのです。

また、用水路の完成前、
2019年に中村哲さんは凶弾に撃たれ
命を落としますが、
彼の意志を引き継いで現地の人々が
用水路を完成させたのです。

きっかけはたった1人の意志と行動であっても
そのたった1人が抜けたら終わりではなく、
心を動かされた周りの人々によって
その意志と行動は受け継がれていく。

これぞ「次世代へのバトン」だと感じました。

こんなに大きな事業はできなくても、
こんな生き方はできるはず。
何か迷いそうなことがあったら
まずは原点に立ち返るために
彼のことを思い出したいです。

「目の前に困っている人がいて放って置けない。
それ以上の理由なんてない」

「我々人間も自然の一部。
自然の恵みのおこぼれをいただいて生きていく」

暗い顔をした日本人、
明るい顔のアフガニスタン人。
幸せって一体なんだろう。
と考えさせてくれる貴重な機会でした。

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