趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.125 読書 小野不由美「ゴーストハント6 海からくるもの 」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は 読書 小野不由美さんの「ゴーストハント6 海からくるもの 」についてです。
小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズの第6弾。
今回は日本海に面した能登の老舗高級料亭が舞台。
今まで学校、洋館、学校、学校、洋館ときて、今回は料亭。
呪われた一族、祟り、日本海に面した能登、と和なイメージ。
”和”のホラーって馴染みがあるので洋モノよりやはり怖い。
今回はリーダーであるナルが途中で何もできなくなり、他の霊能者のメンバーが
大活躍するところが面白いですね。
特に今まで全く何もできなかった巫女の綾子さんの活躍が痺れました!
登場人物の謎もどんどんわかってきて、ラストはナルの能力に!!!
次で最終回ですが、メンバーがこんなに力を合わせて活躍できた話を読めて良かったです。
もう最終巻は読みたくないような、けど今すぐ読みたいような不思議な気持ちです。
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物語は、能登の日本海に面した老舗高級料亭を営む家があった。この家は代々、代替わりをすると、多くの死者を出すという。
祖父が亡くなったこの家の依頼者は姪の背中に奇妙な戒名が現れた。
依頼を受けて能登へ。
その旅館は海の近くにあり、政治家などが利用する大きな旅館。
早速館内を案内をしてもらい、奥へ行くと海の近くの洞窟があり、そこにはものすごく古い祠や地蔵がある。
霊能者のチームは聞き取りと調べていくと、古い伝説が残るこの家の一族は、確かに代替わりの時に、何十人も人が不可解な死を遂げている。
ある日、一族の人間が誰かに憑依され、大立ち回りに。
そして心霊現象調査会社の所長のナルがそれを収めようとするところ、助手のリンに止められ、その隙にナルまで何かに憑依されてしまう。
憑依されたナルは危険なので、リンによって眠らされる。
ナルのいない霊能者チームは力を合わせて、調査をしていくと
次第に大きな呪いのようなものがあることがわかってくる。
霊よりももっと凄いモノ・・・。
そしてナルの力も・・・!
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いや〜これ若い人向けの少女小説だったような。
前回も描写が凄すぎましたが、今回も本格ホラーになっています。
まあ恋バナはありますが、それでも小野さん段々と本気を出しているような。
まあ学校が舞台じゃないと、本格的になってしまうかもしれませんね。
今回はなかなかの大きな相手。
なのにリーダーが不在!
だからこそメンバーの能力が発揮され、力を合わせて仲良くなっている。
今まで何もできなかった巫女の綾子さんが、◯◯を使った能力を発揮するシーンは
感動さえ感じました。なるほど!だからこそ今まで能力発揮できなかったんだと。
そしてナルの強大な能力も!だからあんなに助手のリンさんが止めていたわけですね。
ネタバレ満載で何も言えませんが、いろいろな謎がわかってきて面白いです。
次回は最終巻。全ての謎が解ける。もうあと10巻ぐらい続いて欲しいのに。
今日はここまで。
「そういうことだな。このとき、原因として持ち出されるものは、何かしら罪悪感や負い目、後味の悪さと結びついている」
「ああ、それで「負い目とセット」か」
「呪われた家、呪われた家系、というのは本来そういうものなんだ。」
「逆に言うと、何らかの負い目がセットになってなきゃ「悲劇」で終わりなんだよな。まるで祟られているようだ、呪われているようだ、と言う話になっても「呪い」として成立しない。」