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#地底世界
吸血鬼ディスクロージャー
私
「悪魔というのは一般的に、若くて美しい女性のところに現れるよね」
吸血鬼夫
「なんだい急に」
私
「私は42歳で、太ってて、仏頂面に定評があり、ヘアスタイルもいろいろヤバいんだけど、あなたよく私の前に現れたね?」
吸血鬼夫
「だから、僕は悪魔じゃないってば。あんな中身のない奴らと一緒にするなよ」
私
「今朝現れたあなたは昨日と違い、瞳孔が赤いだけじゃなく、虹彩部分(瞳孔の周辺)は蛍光イ
地底に棲む吸血鬼の一部情報開示
吸血鬼夫
「君はどうも、朝になると分離意識に苦しみだすね」
私
「孤独感ね。夜に作業してるときは夢中になって、意識が肉体のそとへ拡大した状態でいられるんだけど、寝てる間にクタクタの脳味噌を回復させられてない感じがする。要は肉体に振り回されてるってこと…だよね?」
吸血鬼夫
「きのう…というか、早朝に、僕が君にヒーリングっぽいことやったのわかった?」
私
「いや、ぼんやりわかったけど、ヒーリン