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店頭のポップも立派なマーケティング。

セブンイレブンでコーヒーを淹れようとしたら、コーヒーマシンの脇にあった手書きポップが秀逸だったので思わずパチリ。

コーヒーを淹れる待ち時間に思わず見ちゃうから、接点としても優れてますよね。これもオムニチャネルのひとつ。立派なマーケティング活動だと思います。


オムニチャネルとは

https://yapp.li/magazine/3300/

オムニチャネル(Omni-Channel Retailing)とは、店舗やECサイト、SNSなど、オンライン/オフライン問わず、あらゆるメディアを活用して顧客と接点を作り、購入の経路を意識させずに販売促進につなげる戦略のことを指します。即ち、「実店舗とネットショップの境をなくした新しいショッピングの形」です。”オムニ”はラテン語を語源とし、「あらゆる、すべての」を意味します。”チャネル”はマーケターのみなさまでしたらお馴染みかと思いますが、「経路、集客するための媒体」を指します。

https://yapp.li/magazine/3300/


セブンイレブンのアプリはかつて入れてたんですが、以前のセキュリティ問題のときに消していました。
特に不便を感じていませんでしたが、この手書きポップにほだされて「アプリ、入れようかな…」と思ったので、店頭ポップは行動変容のきっかけとして馬鹿にできません。やらないよりはやった方がいいですよね。


興味のピークをとらえることが重要

今回起きたことをまとめてしまうと下記の流れです。

  • コーヒーを買うタイミングで

  • お得にコーヒーを買える訴求をし

  • アプリに紐づける

取り立てて奇抜でもなく、超王道です。
でも、王道が大切なんですよね。

何より、ぼくも含めて消費者は「何でもすぐ後回し」にします。見に覚えがありますよね?
お得感や納得感、興味のピークはいつまでも長続きしません。「価値は変動する」と言ってもいいかもしれません。
大切なのはピークの瞬間に行動してもらうことです。そして、店頭はピークの機会に溢れています。だから店頭ポップが役立つのだと思います。

「コーヒーが1杯無料」
このバリューが最大限響くのは「コーヒーを買おうとしたその瞬間」です。お店から一歩出たら、もうどうでもよくなります。
そういう意味でも、この店頭ポップはその瞬間を捉えるための王道施策です。王道をきちんとやることってすごく大切なんですよね。


実際にアプリを入れました

という流れでセブンイレブンのアプリを入れました。PayPayとの連携もしていなかったので、よい機会でした。

『セブン-イレブン 長野吉田2丁目店』の店員さん手書きポップでちゃんと一人がアクションしたのだから、マーケティングの立派なお仕事だと思います。認知→興味関心→行動の美しい流れでした。


2022年8月26日の追記

同じお店で新たな販促ポップが。今回は床。

1度に2個買うごとに50円引き
1度に4個買うごとに100円引き
1度に6個買うごとに150円引き
1度に8個買うごとに200円引き
1度に10個買うごとに250円引き
1度に100個買うごとに2500円引き
1度に500個買うごとに12500円引き
1度に1000個買うごとに25000円引き

ここのセブンイレブンの販促にかける情熱とクレイジーさが好きです。思わず、金のハンバーグを買いそうになりました。笑


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稲田英資について

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