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「できることを仕事に」で自分の存在意義を自分でつくる

顧客企業の社長から「Webサイトのお知らせに載せる文章について相談したい」とご連絡。提供された資料をざっと読んで、こういう感じじゃないですかと10分くらいでサッと出したらすごく感謝されました。「好きなこと」もいいけれど、「できること」を仕事にしようってこういうことだと思っています。

「できること」のイメージ

  • Aさんは苦手だけど自分はそうでもない

  • Aさんは時間がかかるけど自分はすぐできる

  • あまり悩まなくてもできちゃう

「好きなこと」は絶対的で自分自身のことですが、「できること」は相対的なので業種や職務といった職場環境に寄って価値が変わります。

「できることを仕事に」でも全然いいじゃん

もちろん「好きなこと=できること」はとても幸せな状態ですが、前述したようにできることの価値は職場環境に寄って変わります。2つがぴったり重ね合う職場を見つけるのはかなりハードルが高い。それゆえに見つけられたら超ラッキーなのですが。

それ以前に「(仕事に関連しそうな)好きなことなんて特にない」という人はすごく多いんじゃないでしょうか。ぼくはそうです。本や漫画や映画が好きだけど、まあ仕事と関係ないですよね。

巷には「好きを仕事に」といったメッセージが溢れているのでぼくみたいな人間は「じゃあ自分はダメだな…」と思いがちですが、ちょっと待って。「できることを仕事に」でも全然いいじゃんとぼくは思っています。相対的なものだから今いる環境に合わせて探せるし。「好きなこと」はあまりコントロールできませんが、「できること」は探して見つけて育てられるのがメリットです。仕事についてはこっちの方がむしろ向いていると思っています。

自分の存在意義を自分で作れる

問題は意外とひとって「自分のできること」に無自覚なんですよね。なぜかというとそんなに悩まずできちゃうから。気づきづらい。前述したように相対的な価値なので、自分では大したことなくても他者にとっては「すげえな」「助かる」と思ってもらえることは多々あります。

「あ、これ得意だな」と自分のできることに自覚できれば、今までよりもっと早くできたり深掘りできるようになります。好きを仕事にできれば幸せだけど、できるを仕事に活かして「すごい」「助かる」と評価してもらえるようになったらそれだって幸せじゃないですか。自分の存在意義を自分で作れる。

「好きを仕事に」もいいけれど、「できるを仕事に活かして、自分の存在意義を自分で作ろう」でもいいじゃないですか。ほとんどの人が「(仕事に活かせる)好きなんてわからない。見つけられない」と思って生きているんだから。できるを自覚してやっていくとたいてい好きになっていくもんですし。ぼくはそんな風に思っています。

ちなみに前述の社長からは「いやあ、稲田さんたちに作ってもらったWebサイトが周囲からやたら褒められるからあまり言わないようにしていたんだけど、やっぱり稲田さん凄いね。ありがとう」とお礼を言われました。何でですか。褒めてよ…


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