うつになったときの「NG行動」7選
うつになると、「やらなければならない」ことが頭の中を巡っているかもしれません。
例えば、仕事を休む手続きをしようとしたり、通院するための準備をしたりするように、「何かしなきゃ」「このままじゃダメだ」って、自分を追い込んでしまうことがあります。
でも、うつ病のときこそ大切なのは、無理をしないことです。
私はこれらのNG行動を「全部やろう」としてストレスが倍増し、さらに体調を悪化させることになってしまいました(汗)。
この記事を読んでいるあなたも、以前の私と同じように「何かしなきゃ」「このままじゃダメだ」というように、「やらなければならないこと」で頭の中がいっぱいになっているかもしれないので、今回は、『うつ病のときに避けたいNG行動7選』を経験者目線でお伝えします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
1. 気晴らしに旅行へ行く
「旅行に行って気分転換しよう」
そう思うかもしれませんが、実はこれは危険です。旅行は計画を立てるだけでも体力と気力を使いますし、現地での移動や人混みも負担になります。
気分転換どころか、逆に疲れてしまうことが多いのです。本当にリラックスしたいなら、家でのんびりすることが一番。
私は「せっかく時間があるのだから」と両親を連れて温泉旅行へ行ったら、翌日から疲れがでて3日間も寝込んでしまいました。
お気に入りの本を読んだり、静かな音楽を聴いたりして、体と心を休めましょう。
2. 資格の勉強をする
「この機会にスキルアップしよう」と、資格の勉強を始めたくなるかもしれません。
でも、勉強は集中力を必要としますし、うつ病の状態では、それが大きなストレスになります。
私は休職中にヘルパーの資格をとろうと勉強したんですが、「頑張りすぎ」がストレスとなり体調を崩してしまいました。
今は、何もしない時間を許してあげることが大切です。復職してからでも、資格取得のチャンスはたくさんありますよ。
3. 高額な買い物をする
「気分が落ち込んでいるから、自分へのご褒美を買おう」と、ついつい高額な買い物をしてしまうこともあるかもしれません。
でも、その瞬間だけは楽しくても、後から「お金の心配」や「後悔」が押し寄せてくることが多いです。
私はネットオークションにハマってしまい、着ることもないブランドの服を買い集め、貯金を使い果たしてしまうことがありました(苦笑)。
特に、うつ病のときは判断力が鈍りがちなので大きな決断は、できるだけ避けたほうがいいです。
4. 夜遅くまでゲームをする
ゲームは楽しいですし、気晴らしになることもありますが、夜遅くまで続けるのはNGです。
夜更かしは、体のリズムを乱し、睡眠不足につながります。そして、うつ病にとって良質な睡眠は何よりも重要です。
私は、うつで衰えた脳機能を活性化させようと考え、徹夜でゲームをしたあげく、メンタルダウンしてしまいました。
ゲームはほどほどにして、早めに布団に入って、心地よい眠りを目指しましょう。
5. 大きな決断をする
うつ病のときに、大きな人生の決断をするのは避けましょう。
転職、引っ越し、結婚や離婚など、これらの決断はエネルギーを大量に消費します。
うつ病のときは、感情が不安定になりやすく、後から「間違った選択だったかも」と後悔することが多いです。
私は当時、通院していた病院の近くのアパートへ引越しする決断をしてしまい、後で大変なことになってしまいました。
まずは、小さな日常を大切にして、元気を取り戻すことを最優先にしてくださいね。
6. 転職活動を始める
「今の職場が原因かも」と思い、転職を考えることもあるでしょう。
でも、うつ病の状態で転職活動を始めるのはリスクが高いです。面接や新しい環境に適応するためには、心身のエネルギーが必要です。
私は入院中にも関わらず、転職活動をして、結局は心身のエネルギーを使い果たすハメになり、入院を長引かせてしまいました。
今は、無理せず休むことが一番の回復への近道です。回復してから、ゆっくり考えても遅くはありません。
7. 勝手に断薬する
「薬なんて必要ない」と思って、自己判断で薬をやめてしまうのは非常に危険です。
抗うつ薬は医師の指導のもと、少しずつ減らしていく必要があります。
勝手に断薬すると、症状が悪化する可能性が高く、うつ病が長引いてしまうこともあります。
私の知人が勝手に断薬したことで症状を悪化させるのを間近で見て、こわくなりました。
しっかりとお医者さんと相談しながら、自分に合ったペースで治療を進めていきましょう。
まとめ
うつ病のときにやってしまいがちなNG行動7つ、いかがでしたか?
今は、「何かをしなきゃ」と焦るよりも、自分を大切にする時間を持つことが大事です。
無理をせず、ゆっくりと休んでくださいね。
うつぬけマン