【経験談】笑顔の裏側:“隠れたうつ病”の真実とその対処法
どーも、うつぬけマンです。
うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。
また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルともなりました。
現在は、うつやひきこもりの若者の居場所づくりをする団体の理事をしています。
突然ですが、こんな風に感じたことはありませんか?
どんなにしんどくても、人前に出るとついニッコリしてしまう
周りの人に心の苦しみを理解されない
心と体が一致しなくてつらい
私も、同じように感じていました。朝起きるときには重い心で、会社に行くまでは辛くて仕方ないのに、会社に着いた途端に普段通りの笑顔を見せる。
でも、家に帰るとソファから動けなくなり、そのまま朝まで眠ってしまう。
こういった症状を抱えている人は、もしかしたら「ニッコリうつ」かもしれません。
今日は、皆さんにとっても重要なテーマ、「笑えているからといって大丈夫なワケじゃない」という話をしたいと思います。
この記事を読めは、「ニッコリうつとは何か」がひとめでわかります。
また、ニッコリうつと対処法を手に入れられ、楽に生きられるようになれます。
とはいえ、この記事は経験談なので100%というものではありません。異常を感じたら、早めの受診をおすすめします。
では一緒にみてまいりましょう。
▪️ニッコリうつとは?
「うつ病」というと、一般的には表情が暗く、エネルギーがなく、見た目でわかりやすいイメージがありますよね。
しかし、実はそうではないケースも多いのです。何とか社会生活を送れていても、体の不調が長期間続いたり、ストレスのもとから離れると笑顔になったりすることがあります。
これが私の言う「ニッコリうつ」と呼ばれる状態です。
※ニッコリうつは正式な医学用語ではありません。一般的に「笑顔のうつ」「微笑みうつ」などとも呼ばれています。
近年の研究によると、「ニッコリうつ」は「仮面うつ病」とも呼ばれているようで、非常に多くの人が経験していることがわかっています。
▪️私のニッコリうつ経験
私は幼い頃から親の期待に応えようと頑張り続け、親に見捨てられないように我慢し続けてきました。
その結果、人前で素直な気持ちを表現できず、「自分さえ我慢すれば…」「全ては自分が悪い」と考えるようになり、自分を責めることでしか問題を解決できなくなりました。
ニッコリうつは、まるでガソリンタンクに穴が開いた車が、ガソリンを漏らしながら走り続けるようなものです。どれだけ前に進もうとしても、前進することはできません。
私の経験上、ニッコリうつの対処法は「3つある」と感じてます。
▪️ニッコリうつ「3つの対処法」
このような状態に気づいたら、まずは自分の素直な気持ちに耳を傾けることが大切です。
以下の対処法を試してみてください。
1. 自分の感情を認める
自分の感情を認めることから始めましょう。「笑えているから大丈夫」と無理に思わず、心の中で感じていることを正直に受け入れることが必要です。
2. 周りに助けを求める
信頼できる友人や家族に自分の状態を話してみてください。話すことで、心が少し軽くなるかもしれません。また、専門家の助けを借りるのも一つの方法です。
3. リラックスできる時間を作る
リラックスできる時間を意識的に作りましょう。好きな音楽を聴いたり、自然の中を散歩したり、趣味に没頭したりすることが大切です。
▪️まとめ
「笑えているから大丈夫」と自分を誤魔化すのは、心と体の健康を損なう原因となります。
大切なのは、自分の感情を素直に認め、周りに助けを求めることです。あなたの気持ちを理解し、共感してくれる人は必ずいます。
もし、あなたが今まさに辛い状況にいるなら、どうか一人で抱え込まず、誰かに話してみてくださいね。
そして、自分を大切にすることを忘れないでください。あなたは決して一人ではありません。
この記事が少しでもあなたの助けになれば幸いです。これからも、心と体の健康に関する情報を発信していきますので、よかったらフォローお願いします。
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参考文献
"Smiling Depression: Diagnostic Challenges and Treatment Approaches", Journal of Clinical Psychology
"The Burden of Hidden Depression", Mental Health Review Journal