意外に知られていない「うつになったときのNG行動」7選
先日、こんなツイートをしました。
うつと診断されると、「何をすべきか」「何を避けるべきか」を考えてしまい、頭の中でぐるぐると考えてしまって混乱することがあります。
実はこれ、何を隠そう私のこと。28歳で「重度のうつ」と診断されたとき、「いったい、どうすればいいか」わからなくて悩んだものです。
「何をすればいいか」の答えは簡単で、「何もしないで、ゆっくり休む」ことなのです。
それに対し、「何を避ければいいか」の答えは意外に難しく、多くの人がわかりません。
それもそのはず、うつ病になるのは「初めてのこと」だし、「うつ」ついて勉強してこなかったからです。
あなたが、うつを悪化させないためにも、実際にうつを経験した私が、『うつになったときのNG行動』を“経験者目線”で、お話しさせていただきます。
これらの行動は、症状を悪化させる恐れがあるため注意が必要なので、できるだけ避けるようにしてくださいね。
では一緒にみてまいりましょう。
意外に知られていない「うつになったときのNG行動」7選
実際に私がうつになったとき、「この行動をとって失敗した」と思えるNG行動は次の7つ。
1つずつ、みてまいりましょう。
1. 気晴らしに旅行へ行く
「せっかく時間もあるし、気分転換に旅行でもしよう」と思うかもしれません。しかし、うつの時はエネルギーが枯渇している状態です。移動や新しい環境に適応するためには、想像以上にエネルギーが必要です。
実際、ある研究では、旅行中のストレスがうつの症状を悪化させる可能性があると指摘されています。特に、普段の生活とは違う環境に置かれることで、逆に不安感が増すこともあるのです。
私は両親と1泊2日で温泉旅行に行って、後から疲れが出て3日間も寝込んでしまったことがあります。旅行へ行く際は主治医の先生に相談した方がよいかもしれません。
2. 資格の勉強をする
「どうせ家にいるなら」と、何か有益なことをしようと資格の勉強を始める人もいるかもしれません。しかし、うつの時は集中力が低下し、学習に対する意欲も湧かないことが多いです。
ある研究では、過度な勉強がうつの症状を悪化させるリスクがあるとされています。無理に自分を追い込むことは、回復を遅らせる原因になるかもしれません。
私は福祉住環境コーディネーターの資格勉強に熱中したことがストレスになり、何とか合格はしたもの、その後、燃え尽き症候群になってしまいましたので要注意です。
3. 高額な買い物をする
うつになると、気分を一時的に上げるために高額な買い物をしたくなることがあります。しかし、これは一時的な満足感しか得られず、その後に後悔や罪悪感が襲ってくることが多いです。
ある研究では、うつ患者が衝動的な買い物をすることで、さらなるストレスを感じることが報告されています。特に、経済的な負担が増すことで、精神的な負担も大きくなります。
私はネットオークションにハマってしまい、古着のTシャツを大量に買い込んでしまい生活費に困った経験があります。
4. 夜遅くまでゲームをする
ゲームに没頭することで、現実逃避を図る人も少なくありません。しかし、夜遅くまでゲームをすることは、睡眠の質を著しく低下させ、うつの回復を妨げる要因となります。
ある研究によれば、睡眠不足がうつの悪化に直結することが明らかになっています。特に、夜更かしが習慣化すると、体内リズムが乱れ、回復がさらに難しくなるのです。
私はみんなが寝た後の静まりかえった時間が「自分の時間」のように感じ、夜ふかしを繰り返して体調悪化を招いてしまったので要注意です。
5. 大きな決断をする
うつの時は、人生の重要な決断を避けるべきです。これは、判断力が低下しているためであり、冷静な判断ができないことが多いからです。
ある研究でも、うつ患者が重要な決断を行う際に
後悔やさらなるストレスを抱えるリスクが高いことが示されています。
例えば、引っ越しや結婚、離婚などの大きな決断は、回復後に改めて考えるべきです。
6. 転職活動をする
「今の仕事が嫌だから」と転職を考える人も多いですが、うつの時に転職活動をするのは避けるべきです。面接や新しい職場に適応するためには、大きなストレスとエネルギーが必要です。
ある研究では、転職活動がうつの症状を悪化させる可能性があることが示されています。特に、新しい環境に順応するための負担が大きく、逆に症状が重くなるリスクがあります。
私は転職を決断しました。その選択は正確な判断ができない状態のものだったため、無理をして、すぐにまたメンタルダウンしてしまいました。
7. 勝手に断薬する
うつの治療薬を服用している場合、自己判断で断薬するのは非常に危険です。医師の指示なく断薬すると、症状が急激に悪化する可能性があります。
ある研究でも、自己判断での断薬が再発リスクを高めることが明らかにされています。断薬を考える際は、必ず主治医と相談し、計画的に行うことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
意外に知られていない「うつになったときのNG行動」は次の7つ。
うつになった時、何か行動を起こそうとする気持ちはわかりますが、無理をすることで症状が悪化することが多いです。
むしろ、ゆっくり休んで心と体を癒すことが回復への第一歩です。周りのサポートを受けながら、焦らずに自分のペースで過ごしましょう。
結論として、うつになったときは、エネルギーを温存し、無理をしないことが最も大切です。
今回ご紹介したNG行動を避け、回復に向けて少しずつ前進してください。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
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うつぬけマン