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うつでしんどい人は「今年も、あと1ヶ月」なんて考えないほうがいい。

今年も残すところ、あと1ヶ月になりました!

なんて言葉を耳にする季節になりましたね。街中の広告やSNS、周りの人たちも「今年の振り返り」や「新しい年への目標」を話題にし始める頃でしょう。

そんなニュースが聞こえると、「今年も残すところ、あとわずかだから頑張ろう!」「体調が悪くても、あと少しだから乗り切ろう!」なんて考える人も多いのでは?

心身が健康でバリバリ働けている人は、それでもよいのですが、うつでしんどい人は“要注意”です。なぜなら、「今年も残すところ、あとわずか」と考えることで、ついつい頑張りすぎてしまい、ストレスが倍増して、うつを悪化させてしまうかもしれないからです。

実はこれ、何を隠そう以前の私の話。毎年この時期になると、ついつい頑張りすぎてしまい、体調が悪くなることが多かったです(汗)。

「今年も、あと1ヶ月しかない…」「何か成果を出さなければ」「これまでの自分を取り戻さなきゃ」と、焦ってしまうこともあるかもしれません。

でも、そういった考えは心に余計なプレッシャーをかけ、さらに気持ちを重くしてしまう原因になりかねない、ということを忘れないでください。

この記事を読んでいるあなたには「以前の私のようにならないでほしい」と感じたので、今回は『うつでしんどいときは「今年も、あと1ヶ月」なんて考えないほうがいい』という話を経験者目線で、お伝えさせていただきます。

うつでしんどい人は「焦らない」が大事

うつの症状があるときは、無理に「何かを達成しなきゃ」と思うのは逆効果です。なぜなら、うつのときは、心と体がすでに精一杯の状態であることが多いからです。そのため、さらに「頑張らなきゃ」と思うことは、心の負担を増やしてしまうことになります。

「あと少しだから頑張ろう」「今年中に何か結果を出そう」と考えたくなる気持ちは、よーくわかります。でも、そうやって無理に自分を奮い立たせることは、結果的にうつを悪化させてしまうことがあるんです。

うつのときに大切なのは、「焦らず、無理せず、ぼちぼち」と進むことです。自分に優しく、少しずつでいいんです。たとえ周りが忙しそうにしていても、あなたのペースで大丈夫です。

「今」を大切にする

「あと1ヶ月」という数字だけにとらわれると、「今年中に何かをしなければならない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうかもしれません。でも、うつのときに必要なのは、「今この瞬間」を大切にすることです。

未来のことや今年の残り日数にとらわれるのではなく、「今の自分の状態」に目を向けてみてください。「今日は少し疲れているなら、休むことに集中する」「心が少し落ち着いている日には、好きなことに手を伸ばしてみる」。そうやって「今の自分にできること」をしていけば、それだけで十分なんです。

「小さな一歩」を積み重ねる

大きな目標や成果を追いかけるのではなく、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう。たとえば、「朝起きて窓の外を眺める」「少しだけ深呼吸をしてみる」。そんな「ほんの小さなこと」でも立派な一歩です。

うつでしんどいときは、何気ない日常の中で「少しずつできることを増やしていくことが、回復のために大切。その小さな積み重ねが、いつかあなたの力になるはずだから…。

「あと1ヶ月」ではなく、「今日もよく頑張った」と思う

「今年も、あと1ヶ月」という言葉に焦らされる必要はありません。その代わりに、「今日もよく頑張った」と思えるような、そんな小さな達成感を少しずつ増やしていきましょう。

自分を責めることなく、優しい目で自分を見守ってください。そして、焦らず、自分のペースで少しずつ進んでいけば大丈夫です。周りのペースに流されることなく、自分らしく、あなたの一日一日を大切にしていってください。

あなたの一歩一歩が、いつかきっと大きな道に続いています。焦らず、少しずつ、ぼちぼちいきましょうね。

うつぬけマン

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