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こんなあなたは、「ニッコリうつさん」


「仕事へいくまでは、かなり憂鬱だけど、いざ職場に着くと、元気にふるまえてしまう」

「日中、仕事をなんとかギリギリこなせるけど、帰宅すると、風呂も入らずに寝てしまう」

「自殺したいワケじゃないけど、いま死んでもいい、と思うことがある」

こんなあなたは…、

「ニッコリうつさん」かも、しれません…。



どーも、うつぬけマンです。

うつ歴10年から学んだことを伝える講演をしたり、「うつでしんどい」がスーッと軽くなる発信をしたりしてます。

先日、こんなツイートをしました。


「ニッコリうつさん」とは、ボクが勝手につけた呼び名(笑)。どんなにしんどくても、人前にでるとニッコリできてしまうため、なかなか、まわりに理解されず、ひとりで悩みを抱えこんでしまい、ひどく疲れる。そんなうつ症状をもつ人のこと。

ニッコリうつは、正式な医学用語ではありませんが、一般的に「smiling depression」(笑顔のうつ病、または微笑みのうつ病)とも、いわれてます。

「ニッコリうつ」なんて、初めて聞いた方もいるかもしれないので、まずは、ニッコリうつになりやすい人の特徴から、ご紹介させていただきますね。

▪️ニッコリうつになりやすい人の特徴

ニッコリうつさんは自覚症状がありません。そのため、どんなにしんどくても仕事へいき、何も問題ないように、まわりの人と接することができてしまいます。また、まわりの人に気づかれないように全力をつくそうとします。

それは、あなたがもつ性格上の課題ではなく、「人に迷惑をかけられない」という気質なんです。


一般的に、うつ病などの心に関する病気は、表情が暗くなったり覇気がなくなったりと、わかりやすい変化があることをイメージするでしょう。でも、それは正しくまてあり、間違ってもいます。なかには、社会生活を送れていても体の不調が長期間続いていたり、ストレス因から離れると笑顔になれたりして、表面的に見えにくい場合もあるからです。むしろ、異変が目に見えてきた段階では、症状が進んでいるのです。

『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』
(あさ出版)


リサーチ会社「lpsos」の最近の調査によると、女性は男性よりも、うつや不安になりやすいことが明らかになってます。

また、フィットネス&ライフスタイルメディアの「ウィメンズヘルス」とアメリカ国立精神衛生研究所が、うつや不安障害を持ちながら生活している2000人の女性を対象に調査によると、実に89%が、自分の悲しみや、内面の苦しみを職場や友人の前で隠していると回答していることが明らかになってます。

そのためまわりの人はもちろん、自分もうつの進行に気づけず、気づいたときには悪化してしまっているという、うつ病の中でも、深刻なうつなんです。

多くの専門家は、ニッコリうつを軽度から中程度のうつ病ではないかと考えられているようです。

実は、ボクも、ニッコリうつだったんです…。

▪️こんなボクは、ニッコリうつさん

ボクは28歳で、うつを発症しました。

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