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2024年リリースの新譜ベスト10/Top 10 New Music Releases of 2024
毎年勝手に、今年リリースされた楽曲の中でマイベスト10を作っています。
対象は全世界の新譜。ジャンルもオールジャンル。
Spotifyの「New Music Wednesday」と「New Music Friday」を毎週2回、全曲必ず聴いているので、大体平均して5200曲の新譜を毎年聴いています。
それ以外にも個人的に気になったアーティストやランダムに新譜をディグっているので、6~7000曲くらいは毎年聴いているんじゃないかと思います。
音楽フェスのプロデュースやDJをしている関係もあり、できるだけ選り好みせずかなり網羅的に聴けているはず。
選定基準は完全に個人的なもので、第三者的な評価や音楽的な凄さは含めずに個人的な「好き!」と「驚き!」で選定しています。
ということで早速。
今年のベスト10を発表します!
ランキングはSpotifyでプレイリストにしてますので、曲だけ聴きたい方はこちらからどうぞ!
ついでに2023と2022も。
1.「ファンタジスト」Galileo Galilei
BUMP OF CHICKENに多大な影響を受けている彼らですが、BUMPの「supernova」並の大アンセム。日々言葉や理論をこねくり回していると、子ども心を映すようなピュアなものにやられがち。ファンタジーという圧倒的リアルが、曲の世界観全体に現れていて、最高でした。
2. 「わをん」 にしな
2022年にリリースされた「青藍遊泳」が個人的にその年のベストソングだったのですが、今回も素晴らしい。。彼女の声の独特の切なさとグルーヴがオリジナルな角度から心に響きます。「あい、五十音はそこから始まって i 、自分を含むことも知って〜見上げれば弛まない空 in loneliness planet our life goes on〜愛、五十音はそこから始まって 愛、やがて和音に繋がって」という歌詞の構成もとても好き。
3.「slowboat」/Homecomings
UKギターロック的なサウンドと透明感ある女性ヴォーカルが幼い頃から好きなので一聴した時から当然好きでした。暗い砂漠に朝日が指すようなイントロからのAメロ入り、物語があって好きですがこの短さはショート動画的で現代的なプロデュースも感じました。亀田誠治さんプロデュースらしい。さすが。
4.「UNDEAD」/YOASOBI
YOASOBIの当て感はもう極まっているので、個人的に好きな曲として出すのがやや恥ずかしさもありつつ、毎回新しさを感じさせてくれるアレンジにはただ驚くばかりで。今年YOASOBIのライブ映像をSNSで何回見ただろうかというくらい回ってきて(自分が毎回見ちゃうからというのもあるけど)舞台ごとのライブパフォーマンスの変幻自在さと質の高さが今年は特に感じられました。来年もホールツアーする模様、行きたい。
5.「Balter Baby」/Phum Viphurit
Phum初のインスト曲。とにかくベースラインが好き。オールディーなディスコサウンドやハウスのグルーヴに、現代的なシンセがいいスパイスになっていて、曲の展開的にも「DJで使いたいなぁ」と思いながらよく聴いてました。
6.「絶絶絶絶対聖域 」/ano feat. 幾田りら
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」というアニメ映画の前章の主題歌として作られた曲なのですが、デデデデは今年漫画全巻とアニメ版を一気観てしまったくらいヒットした作品。映画は賛否両論ありますが、マルチメディアはマルチバースで、それぞれに救われる人がいるということを感じました。本曲はTK作曲でデデデデ主人公2人の声優2人が歌ったり、歌詞書いたりしてるわけですが、この曲のこの角度からの救いというのを確かに感じた楽曲でした。後章とアニメシリーズ版の楽曲も同じくらい好きなのですが、初聴時の納得度的に今回はこちらを選出。
7.「Ocotillo」/Floating Points
Floating Pointsの良さを言葉にするのは難しい。ただ全編聴いてみてほしい、そしてそのあとに残る身体の感覚が言葉に代わるものだ。前半の琴?ハープの音から後半のスリリングなハードテクノ的展開まで、1本の細い綱渡りをしているように繊細で、危ういバランス感覚の創造を共に体験できるような凄まじい1曲。中山さんのリキッドビジュアルを使ったMVも美しい。
8.「オトノケ」/Creepy Nuts
国内で今年一番ヒットした曲だと思うので説明不要と思いますが、いくら「ダンダダン」のOPを依頼されたからって、全編ダン・ダダンのリズム、5拍子で構成して、かつダンダダン(a(n)aa(n))で韻を踏み続けるなんて、思いついてもやらない、というか誰もできない。圧倒的な技術とセンス。妖怪レベルの一曲。
9.「Talk talk featuring troye sivan」/Charli xcx & Troye Sivan
急なドメジャーグローバルアーティストですが、サビ後のシンセが半音ずつ(多分)下がっていく展開のその1点だけが衝撃的に良くて、それだけでのランクインです。この音を聴くためだけに何回も聴いてたという曲が他にも何曲かあるんですけど、特に中毒性が高かったのでこちらを選びました。
10.「あわいに」/TOMOO
今年いちばんよく聴いてたかもしれないアーティスト。歌詞の引き算が天才的で「伸びをして 開いた 茶葉が湯気と踊るように」という冒頭の歌詞だけで、軽やかで晴れやかなあたたかい物語を始めてしまえるセンス。「楽しくなる余地ばかりの世界で」というフレーズで、今後何年もいろんな人が救われるのだと思う。
今年も大豊作すぎてめちゃくちゃ悩みました、、、
なので、往生際が悪いですが、本当はベスト10に入れたかった、、という曲を+20曲もこちらにまとめてしまいました。
何の影響力も無い個人的で勝手なランキング作りは年末の密やかな楽しみで、早くも来年が待ち遠しい。
来年も1月1日から毎日新譜聴いて年末にまとめます!
それではよいお年を!
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