ぼくの仕事について話そう

あなたは何者か

よく「あなたは何者か」と問われる事がある。
元々はエンジニアだったし、今でもある程度のエンジニアリングには携わっているし、要するに今でもエンジニアであるとは思っている。
しかしエンジニアとは言えないような様々な仕事もやっている。

たとえば新規事業企画の構想を手伝っていたり
たとえば開発組織の組織開発を人事部門と一緒に進めていたり
エンジニアっぽさは抜けないけれどプロダクトマネジメントやプロジェクトマネジメント、スクラムマスターとかもやっている。

何者であろうとしているのか

究極、「何者」であるかは重要ではない。
保有する能力と知識と、積み上げてきたあらゆる経験値でもって、「なにを成し遂げようとしているのか」に尽きるんじゃないかな。

「私はレンガ職人です」というのも良いと思う。
でもぼくは「レンガ作れます」「レンガの作り方や、レンガ工房の経営も見れます」「レンガを使った建物の作り方もアドバイスできます」「建物の目的に合致したレンガに強い工房なんかもご提案できます」っていう仕事観で働いている。

コア・コンピテンシー

つまるところ、「エンジニアリング」をコア・コンピテンシーに置いて、それらの関与する様々な業種・役割・責任を果たすことによって、誰かに貢献することを目指している。
もちろん特定の役割における専門家ではないので、誰よりもコーディングができるわけでもないし、誰よりも経営に強いわけでもない。

複雑怪奇になっている「エンジニアリング」という業界界隈に対して、全体を見渡しながら組み立てていく、必要ならば開いている穴を応急処置的にそっと埋めておく事ができる。

つまり、強いFollowershipと弱いLeadersipを組み合わせて、全体と個々の要素をバランスし、フォローしながら、不足したリーダーシップを埋めていくというスタイル。

BRANDをつくろう

悪くいえば中途半端だし、「ゼネラリスト」「器用貧乏」なんてラベルを貼られたりもする。
しかし「こういう仕事観です」「こういうBRANDで働いています」という意識を持って、自分の能力特性をどのように表現してブランディングしていくのかということ。
「10年やってるエンジニアです」「10年間レンガを作ってきた職人です」でも良いけれど、それが15年・20年になったときに、「ただ作ってきただけではない仕事人としてのあなた」が無ければ、(貶したいわけじゃないけど)100円ショップに売っているような「とても安価でそこそこ質も良い。だけど、高品質ではない」ようなブランディングになってしまうんじゃないかな。

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