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浅田彰について - 1【再投稿】
※間違って消してしまったので再投稿します。
まえがき - 中央公論に寄せて
中央公論の今月号に浅田彰氏の寄稿があるようです。
浅田 彰「私が見てきた昭和――熱い60年代、冷めた70年代、そしてニューアカブーム」
中央公論はKindle Unlimitedで読めるようなので、全文はそれで読むことにして(急ぐ必要は全くないので)、浅田彰(以下敬称略)については思うところがあるので、忘れてしまう前に、いくつか書き残しておこうと思います。
ゲームばかりやっているわけではないのだということを示したかったということもあります(笑)。今年はあんまりゲームしなさそうです。
自分のKindle Unlimited活用術(超便利ですよ!)
浅田彰の思い出(柄谷行人 - 浅田彰 - 東浩紀)
昔々、エヴァというアニメがありまして、庵野秀明の解説本にスキゾ本パラノ本というものがありまして、どうやらその元ネタになっているのが「逃走論」という本らしいとのことでした。
同じくエヴァというアニメの中に、鈴原トウジや相田ケンスケというキャラクターがいて、それの元ネタがどうやら村上龍の「愛と幻想のファシズム」という小説らしいとのことでした。「エヴァを知るための10冊」みたいな感じで紹介されていたように思います。
で、その村上龍の対談集の中に「EVCafe超進化論」なるものがあり、この中に柄谷行人と並んで登場するのが浅田彰だったのでした。「存在の耐えがたきサルサ」だったかもしれません。そこらへんはもううろ覚えです。
ニューアカデミズムの旗手として、そして柄谷行人と並んで「批評空間」の編集委員として、すでに非常に有名であり、柄谷行人をして「早熟型の天才」と言わしめていました。
柄谷行人回想録⑲
上の回想録にもありますが、この批評空間でデビューしたのが東浩紀なのでした。そういう意味では、柄谷行人 - 浅田彰 - 東浩紀というのは、自分の中では一本の線で結ばれているわけです。たとえ今は違っていても。
もっといえばそれらの源泉はエヴァというアニメにある、と言い換えても良いかもしれません。非常にくやしいですが。多感だった頃の話なのだからしょうがないけれど(笑)。
まあこんな感じで以上が浅田彰を知った主な経緯です。
ゴダールの映画史(20世紀文化の臨界 - トランスクリティーク)
書籍の方ではありません。映像作品の方です。現在はプレミア価格になっています。
こちらも非常によく覚えていて、当時渋谷のユーロスペースに全8章一挙上映を観に行きました。4時間半くらいあったと思います(笑)。
チラシの裏
で、これの紹介文みたいなものを寄せていたのも浅田彰で、この頃はまだ非常に精力的に活動されていて「20世紀文化の臨界」なども読んでいました。
20世紀文化の臨界
柄谷行人もまた同じ頃に「トランスクリティーク」を上梓(じょうし)しました。良い塩梅(あんばい)に要約したブログがあったのですが今はもうないようです。残念。
トランスクリティーク
ゲンロン4(2016年)の中で浅田彰は「トランスクリティーク」はいまだにまだ有効である、みたいなことを言っています(言ってたはず)。それがマルクスからカントへと遡(さかのぼ)ることを意味するのかどうかは不明ですが。
2000年前後、今からもう25年も前(!)の頃をふと思い出しました。この頃になると、これらの映画や書籍のそのあまりの難解さに、エヴァというアニメの存在などすべて消し飛んでしまっていたのでした(笑)。
浅田彰についてはまだ書きたいことがありまして、2014年あたりの東浩紀との対談についてまとめてみたいと思っています。
あとがきにかえて - ゼロである自分が全てを望むのだ
こちらは2008年くらいの(?)芸大の入学式の祝辞のようです。正確にはいつ頃だったのか、もうわからなくなってしまいました。
まあそういうものなのかもしれません。
浅田彰まとめ