命とは?「透明なゆりかご」を観終えて
NHKの再放送で産婦人科医院が舞台の「透明なゆりかご」全10話を観終えた。
産婦人科は出産だけではなく、中絶の場でもあることを普段意識してこなかったので、中絶の数の多さにも衝撃を受けた。
命が生まれ、消えゆく場所だと思うと複雑な気持ちになる。
私は子供がいるが、出産という面でしか、産婦人科を認識していなかった。
嬉しい場所としてしか捉えられていなかったが、このドラマを観て、喜びだけではなく、悲しみも共存する場所であることを学べた。
中絶の理由は、中絶の数だけあるのだろうし、赤の他人が判断すべきことではないが、とても心が痛む判断なのは想像出来る。
産まれてきていたら、誰かに影響を与え、誰かの人生を変えて、もし、子供を授かったら、新しい命を繋いでいく。
改めて命とは奇跡であり、大切なものであると思った。
ただ、自分の子供の命のためなら、自分の命を犠牲にしてもいい。
自分のエゴだが、他人の子供の命のためには、自分の命を差し出すことは出来ない。
ドーキンスの「利己的な遺伝子」そのもので、命を大切に思うのは、遺伝子を残すための単なる本能なのかもしれない。
全10回に色々な観点から、命について考えさせられる良いドラマだった!
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