個人がより力を発揮する為には -心理的安全性とその罠-
こんにちは!
株式会社IMOM 取締役の若山純です。
本日は、個人がより力を発揮する為に、自分が考えていること・気を付けていることを話します。
最も成果が出せるチームの絶対条件として、「心理的安全性」が注目されています。
心理的安全性を高めることで、より個々が活躍できる環境を作り、会社を成長させたいと考えています。
そもそも心理的安全性とは?
そもそも心理的安全性とは?という話ですが、簡潔に述べると、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態です。
リクルートの用語集では下記のように定義されています。
実際に気をつけていること
誰もが自分の考えや気持ちを安心して発言できるように気を付けています。
具体的に、以下の3つです。
徹底的な情報公開。
オンラインコミュニケーションを温かく。
ザツダンの量を増やす。
1.徹底的な情報公開。
一昔前の会社組織では、偉い人が情報を小出しにして、マネジメントしていました。
情報の優位性を出すことで、簡単にマネジメントすることができるからです。(最軽量のマネジメントより)
しかし、現代では様々な場面で情報を得る機会が増えました。(オンラインでも様々な情報が得れるようになった。)情報の優位性がなくなることで、情報を公開しないことへの不満が増えることになります。
従って、様々な情報を公開できるように努めています。全社的にはまだできていない部分が多いですが、少なくとも自分と関わる上長(社長)と管掌スタッフに対してはとても気を付けています。
今後は、全社で情報公開の仕組みを作り、誰もが働きやすくなるよう情報が簡単にアクセスできるようにしていきます。(slackのオープンチャンネルはその第一歩です。)
2.オンラインコミュニケーションを温かく。
本当は、オフラインで皆さんと顔を合わせてお仕事が毎日できれば良いのですが、拠点数が多くなり難しくなってきました。(また、実際にフルリモートの会社も増えてきました。)
そこで、少しでも発言がしやすくなるように、オンラインコミュニケーションでは、温度感が伝わるように意識しています。
slackのスタンプは盛大に。
読点を少なくし、ビックリマークや絵文字を使用する。
スタンプや、温度感のある文章は、相手の意見や考えを引き出すことに寄与します。特に顔が見えないコミュニケーションが多くなってきたので、リモートで仕事をすることが多い会社のコミュニケーションの仕組みを少しずつ取り入れていく必要があると感じてます。
実際にslackの共同創業者であるカル・ヘンダーソンも下記のように発言しています。
3.ザツダンの量を増やす。
雑談を生み出す仕組みとして、雑談ai 「colla」を導入してます。
一昔前までは、給湯室・喫煙所での雑談や、飲み会等が、雑談できる場所として重宝され、相互理解を促し、仕事がしやすい環境が作れていました。
しかし、IMOMでは、オフラインで顔を合わせる機会が、拠点数が増えるに当たって減少し、またコロナウイルスも相まって飲み会の機会もほとんどない状態です。
そこで、オンラインでもできるだけそういった場を作りたい!と思い導入してます。
心理的安全性の罠
そもそも、心理的安全性を求めるのは、より個々が活躍できる環境を作り、会社を成長させたいからです。
しかし、組織活性化のために心理的安全性は不可欠な要素ですが、心理的安全性だけでは、不十分です。
ただ、心理的安全性を高めるだけに走ると、組織の一定必要な緊張感が一切なくなります。ただ組織は緩くなり、だらけて崩壊の一途を辿ってしまいます。所謂、大学のサークル活動状態です。
そこで、心理的安全性を高めると同時に行いたいのは、高い目標の設定です。ストレッチ目標を掲げて、コンフォートゾーンからラーニングゾーンへの移行です。
IMOMでは、心理的安全性を高めながら、全社で高い目標を掲げて、皆で走りきることができる状態を作ります!