薄い本のすゝめ
図書館で薄い本ばかりを借りてきました。
読みたい。でも時間がない。
読みたいの後になんで「時間がない」と続くんでしょうね……。
時間がないから「薄い本」なのではなくて、正確には最近読んでないから本とどうやって接していいのか戸惑いそうなので薄い本というわけです。
子どもとは定期的に図書館に行くので絵本には詳しくなったけれど、自分の本をゆっくりと選ぶ時間があまりないのが現状。パッとみてジャケ買いならぬジャケ取りが常。図書館の特設コーナーや、なんとなーく興味がありそうなジャンルの本棚の前に立ってサッと秒で取る、そんなスタイルで本をチョイスします。
薄い本を借りてきても読了できないことも多々。でもパラパラとでも眺めて、普段の自分の生活と別世界のような、でも延長線上にあるような絶妙なところを彷徨うだけでも良しとします。
いずれ考えるべきだけど実用的じゃないから後回しにしていることを、少しずつ自分の中に蓄積していきたい。
私にとって“本を読みたい願望”はおそらくここからきている気がします。ライフハック的なこととかちょっと知りたいことはネットで調べるとして、自分で多少汗をかかないと得られないもの。そうするとメインのジャンルは人文書にあたるのでしょうか?タイムリーなところだと戦争とか政治とか。娘が生まれて以降ちょっとしたことでジェンダーのことも考えてしまいます。社会の仕組みのようなところ、思想、そして諸々考え始めると歴史は外せないよな……などなど。
子どもと暮らしているといろんなことを聞かれるし、私自身もいろいろ考えさせられることも増えてきました。逐一答えていきたいわけではないけれど、ずーっと「なんでだろうね〜」で誤魔化すのもそろそろ限界。少なくとも「私はこう思う(“正しい”かどうかは別として)」という意見くらい持って然るべきときにちゃんと発言できるようにしておきたいもの。
これで何かが大きく変わるわけではないんです。そんなのは百も承知。でも、今育てている子の次の世代くらいのときに……じわじわ効いてくるような「何か」を期待して本を読んでおきたいというのはちょっとだけ本当。
ただ最近読んでいないわけです。あれ、私、本好きだったはずなのに……。
運動と同じで、やっていないとそもそも始めることが億劫になるし筋力も落ちていくということ。だから意識がなんとなくひっかかる&目があったところで薄い本というわけです。
ちゃっかり読書案内の本も入れて、ここからガバーッと本の世界を広げてしまいたいという魂胆もあります。本は出会い。これもまた事実。気になるヘビーなテーマに直球というわけでもありません。ジワジワとじわじわと積み重ねていくように読んでいきたいものです。
別に本の厚さと内容の濃さに明確な比例関係はありません。厚かろうが薄かろうが本来は関係ありません。為になりそうだから!と気負って難しそうな本を手にする必要はなく、身の丈にあったもの(ちょっと背伸び程度を含む)から気軽に始めて身体を慣らしていく感覚で読み進めたいものです。
蛇足ながら。薄ーい本を横目に、あ、noteだって薄いページ(=文字数)でも積み重ねていくことに意味があるんじゃない?ということもまた思いましたとさ。最近note更新頻度だって下がっているよなぁという自戒も込めて。
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このnoteはアラフォー農業専従者・2児の子育て中の私、imoえんぴつが農業以外で自分の看板を立てようとして始めました。イラスト・文・グラレコなどを駆使して見える化≒デザインを広く練習中です。文具好きのアナログ人間。子育て・日々の気づき・文具・キャリアチャレンジ・デザインの勉強・イラスト・はたまたnoteそのものについて……などをテーマにnoteを楽しんでいます。