有料著書:正しい免疫学的知識に基づく新型コロナウイルスと核酸ワクチンの科学的考察 ~その③・新型コロナウイルスの長期的リスク~
第3章:新型コロナウイルスの長期的危険性
第2章では核酸ワクチンの免疫学的な危険性について説明した。第3章では反対に新型コロナウイルスの長期的な危険性について、特に神経系に焦点を当てて解説する。新型コロナウイルスについては多くの一般人が考えている様な「呼吸器系症状」、いわゆる気管支炎や肺炎だけではなく、神経系についての異常や長期的な後遺症が多く報告されている。これは他の多くの風邪ウイルスとは異なる極めて危険な性質であり、私が感染初期から訴えている最大の感染リスクでもある。特に免疫学的な見地から言えば、中枢神経系というのは「免疫特権器官」として知られており、獲得免疫応答の防御効果が及びにくい。つまり、中枢神経系に侵入したウイルスは、排除されにくく長期に渡ってそこに潜伏し続ける危険があるのだ。本章ではウイルスについての基礎知識から、新型コロナウイルスに特有の性質、そして新型コロナウイルスによる長期的な後遺症のリスクを概説し、それを避けるために必要な対策について説明したい。
1.ウイルスと感染症についての基礎知識
前提となる知識を得るために、感染症や病原体に対する知識を復習しておこう。「感染症」というのは、自己以外の「病原体」が「感染」する事によって生じる病気の総称である。「感染」という言葉の定義もあいまいな部分があるが、基本的には生物の体内または体表面に病原体が侵入・寄生・増殖するという現象や過程を指す。病原体には寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、アメーバなど様々な種類がある。ここでは「ウイルス」について、特に感染症対策の観点から、「細菌」との違いを含めながら見ていきたい。
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