【人気すぎて品薄】多機能バッグの傑作BLACK EMBER FORGE レビュー
今回レビューするバッグ:BLACK EMBER FORGE(MAX)
結論:ほぼ完璧なバッグ
動画で見たい人はこちら(ほぼ同じ内容)
最も実用的な3WAYバッグと言える(厳密には2WAY)
このバッグはバックパックモード(縦型のリュック)とブリーフケースモード(横持ち)をシームレスに行き来できる。
ところで、3WAYや2WAYを謳っているバッグのほとんどに言える欠点。それは変形手順が多すぎて、めんどくさい。
結局どれか一つのモードで運用する末路を辿ってしまう。
そして、大抵の場合、内部の構造は、バックパックモードに特化しているか、どちらで使ってもいいように構成されている。なぜか使いにくいものが多い。
これは3WAYあるいは2WAYバッグにとって大きな課題。
しかし、FORGEはこの課題に対して、意外な3つのアプローチで解決を図った。
BLACK EMBERがおくる3つの意外なアプローチ
1 ブリーフケースの持ち手を大きくした
サイドの持ち手がここまで大きなバックパックは見たことがない。
デザイン上、小さくされがちなバックパック横のハンドルを大きくしたことで、バックパックからブリーフケースに移行するハードルを大きく下げた。
そして、このハンドルはBLACK EMBER製品共通規格で、取り外し可能なパーツとしてカスタマイズ出来るため、任意のタイミングで取り外せる。
この大きなハンドルが苦手でも、問題ない。
2 バックパックハーネスの収納方法
これは、同ブランドのShadowシリーズでも採用されている構造だが、確か一つ前のモデルのFORGEが最初だったはず。
Shadow22の動画
Shadow22の記事
Citadelシリーズのようなハーネスの一部を取り外し、長いベルトを手繰り寄せて収納するタイプのバッグは山ほどあるが、バックパネル自体がパカっと開き、ベルトをそのまま収納できる製品は数少ない。
その中でも、実用的な厚みと通気性を兼ね備えたバックパネルを採用しているのはFORGEが唯一と言っていいかもしれない。
この収納方法によってバックパックやブリーフケースの行き来をする上でのストレスは大きく軽減した。
3 内部の構造について
さっきも言ったように、ほとんどの多機能3WAYバッグは、内部の構成がバックパックを想定した縦で構成されているものが多い。
しかし、FORGEはほとんどブリーフケースを想定した、横で構成されているように見える。
これが最も意外な点だ。
単純に考えると、“横”想定のバッグを“縦”にしたら、中のポケットから物が飛び出し、ぐちゃぐちゃになってしまいそうだ。
さらに、バックパックとして運用したら、いちいち“横”にしなければ物を取り出せないため、一見合理的で無いように思える。
しかしながら、FORGEは全て想定済みだった。
FORGEの内部ポケットのほとんどは、ジッパー付きのメッシュポケットになっている。また、バッグ表面のクイックアクセスコンパートメントは、中のメッシュポケットにジッパーが付いていない。
最初、縦にした時、ものが飛び出してしまうのではないかと心配になったが、実際に使って大丈夫なことに気がついた。
バッグに物をある程度詰めた状態で、このポケットを見ると、両端がピンと張っているため、収納した物にメッシュが密着し、縦にしても落ちたり、飛び出たりせず、ホールド出来ていた。
一方、バックパックとしては使いづらいのでは?という疑問に対しては、全く逆の回答をする。
バックパックモードこそ、横の構成は最高だ。
バックパックを買う際のよくある誤解
よくよく考えればわかるが、バックパックから物を取り出す際、多くの場合はバッグを横にしている。
背負った状態から片方のショルダーハーネスを肩から外して、バックパックを前側に持ってきた形。
これがバックパックを日常使いしていて、最も頻繁にやる行動だ。
この時、全てが横向きになっている。
つまり、基本横向きで使うことを想定されたFORGEは、バックパックモード(縦向き)で使った時も、想像以上にものが取り出しやすいのだ。
厳密には2WAYと言った理由は、ショルダーストラップは脱着式な為、ショルダーバッグとして運用すると、普通にくっつけたり外したりしないといけない。
この点に関しては、これと言って革命的なものはない。
その他の良い点
このバッグには他にも優れたポイントが数多く存在する。
カスタマイズの自由度が高い
防水性に優れている
セキュリティも考えられている
めっちゃ薄くなる
容量を拡張できる
これらの意味するのは、近年の高機能バッグの需要は全て満たしているということだ。
この辺については多くの人が言っているので、この記事で多くは語らない。
“ほぼ”完璧と言った理由
このバッグにも少ないながらイマイチな点がある。
6つのジッパーの無いポケット
PCポケット側とメインスペース側に3つずつ、ジッパーの無い大きめのポケットがある。
これらは滑りやすい素材な為、重めの小物を入れてしまうと、バッグをクラムシェルで貝殻のように開いた時、外に向かって飛び出してしまう。
使い方としては、軽くて薄いもの(マスクやミニタオル)もしくは滑りにくいもの(ケーブルなど)を入れるのがいい。
誤ってツルツルした小物を入れてしまうと、思わぬ場面で紛失してしまう恐れがある為、注意が必要だ。
ホコリがつきやすい
これは個人的にかなり残念なポイント。
表面の素材上、ほこりっぽい場所で使ったり、毛の長い絨毯の上などに置くと、白いほこりが付着し、なかなか取れない。
使っているうちに取れてくるから、慣れれば気にならない人も居るかもしれないが、見た目の清潔感が損なわれるので、抵抗がある人もそこそこ居そうだ。
毛が抜けやすい衣類や、犬猫を飼ってる人は、少なからず毛が付くことを念頭に置いた上で検討しは方がいい。
デザイン的にも優れたバッグだからこそ、今後の改善に期待したい。
まとめ
今回紹介したバッグBLACK EMBER FORGEはかなり人気で、よく品薄状態に陥っているバッグだ。
しかしながら、品薄が納得できるクオリティとデザインで、個人的にも買ってよかったと、今レビューしながら思う。
この記事が購入を考えてる人の参考になれば幸いだ。
買う際の注意(おまけ)
買うときに注意してほしいのは、付属品だ。
今回僕が買ったのはFORGEに付属品が全部ついた、FORGE MAXという製品だ。
これはアメリカのBLACK EMBERのECサイトでは購入可能だが、日本のBLACK EMBER公式サイトで買う場合は、FORGE MAXという商品は存在していない為、買い方が少し異なる。
日本の公式サイトでFORGE MAXを買う場合
FORGE + FORGE MAGLOCK COMPRESSION STRAPS + HANDLE = FORGE MAX
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