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好きなものの話。

見出し画像は私のアイコン。
青いグラデーションが特徴的な革靴は、「Zuo」というブランドのもの。

よくTwitterのプロフィール欄に、自分の好きなものを記載している方がおられる。

「私の好きなものはこれです!」と明言できる方を、私はとてもうらやましく感じる。

時代的な教育意識(ゆとり世代の中心世代である)や、家庭環境の影響もあり、私は自己肯定感が異様なほど低い。自分が好きなものも好きと言えないポイズンな人間である。

なので、私は「好きなものは?」と問われた時、自信を持って「これです!」と言えるものを持ち合わせていない(と思い込んでいる)。

そんな自分にも好きなものがあって、実はひそかに自信を持っていることもあったりして。

今回はかなり恥ずかしい記事になってしまうが、自己肯定感を少しでも高めてみたいと思い、自分の好きなものを列挙する記事を書いてみたいと思う。

テーマが取っ散らかってしまうが、たまにはいいだろう。


▶好きな食べ物

私は非常に子供っぽい舌をしており、味付けが濃く、カロリーの高い料理が好きだ。

カレー、オムライス、ハンバーグ、ラーメン、ステーキ、焼肉、かつ丼、親子丼。

恥ずかしいほどお子さまなので、あまり繊細な味はわからない。精進料理も経験したことがあるが、味が全部いっしょに感じられた。

大人になって一人暮らしを始め、自炊が習慣になった今だからこそ思うが、母親はそんな自分のために、好きなものをたくさん作ってくれていたのだなと感じる。

特にハンバーグ。あれ自分で作るとなったら材料やら行程やら、めっちゃ面倒くさいことに気付いた。上手く焼ける確証はないし、一瞬で食べ終わってしまうので材料費に対する満腹感も低い(その分満足度は高いが)。

にも関わらず、母親はよくハンバーグを作ってくれた。

最近、母親と2人で食事をするような機会があると、母は決まって「お前はおいしいおいしいってご飯を食べてくれたから作り甲斐があってね」と言う。

別に母親を思って口にしていた言葉ではない。毎日運動をしてお腹を空かせていた私にとって、母親の美味しい料理は個人的に至福の時間であっただけだ。

だが、自分のために作るご飯はさほど美味しくはないし、満足感もない。

母親は料理が苦手で、家事も嫌いだ。それでも毎日料理を作ってくれたのは、私のためを思ってのことだったと思う。

31歳にもなってマザコンだと思われるかもしれないが、母親には感謝してもしきれない。


▶好きな音楽

私が中学生のころ、4つ年上の姉に聴かされたバンドがある。

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」だ。

当時は2ndフルアルバム「ソルファ」が出てしばらく経った頃で、3rdアルバムの「ファンクラブ」のリリースをリアルタイムに経験した世代である。

その頃、姉が私に教えてくれたバンドの一部を、私は今でも追いかけている。アジカンはその後路線が大きく変わってしまったので早々に聴くのをやめてしまったのだが、

・the band apart
・ZAZEN BOYS
・NUMBER GIRL
・ELLEGARDEN

などは、今でもその活動を注視している。

高校生の時分、私はエルレガーデンにどっぷりとハマった。ライブにも行った。フェスにも行った。音源も買いあさった。

しかし、アルバム「ELEVEN FIRE CRACKERS」のリリース後、バンドは活動を休止。事実上の解散だった。

最近になって活動を再開したが、再び耳にしたボーカルの細美武士はその声質を変え、メンバーの演奏も変わり、私が愛した「過去の」エルレガーデンはそこにいなかった。

新しい「彼らのエルレ」を受け入れることができなかった自分にショックを受けたのは、記憶に新しい。

一方で、昔と変わらない部分を残しながら新しくなっていくバンドアパート、昔と全く変わらない演奏を聴かせてくれるナンバーガールには、驚きを尊敬を隠せない。

今1番ライブを聴きたいバンドは、この両者である。

大学生のころは狂ったようにボーカロイドを聴いていた。ニコニコ動画全盛期、メルトや炉心融解が流行真っただ中だった世代である。

それも大学卒業と同時にぱたりと聴かなくなってしまい、今私のプレイリストは、上述したバンド以外には、ジャズやチルトを延々と流し続けるBGMチャンネルが名を連ねている。

音楽の趣味が大人になったねと言われることもあるが、それは違う。

ボカロに「声」という概念を覆され、それにいつしか限界を抱いてしまった私は、ボーカルという存在に飽き、ただインストに傾倒していっただけなのである。

だから私は今、ボーカルにほとんど感動しない。バンドアパートもナンバーガールも、その演奏を聴くのがメインになっているのだ。

しかしだからこそ、歌のためにチャンネル登録をしている歌い手がいることは、幸せに感じている。


▶好きなゲーム

は、今のところAPEXしかしていないので割愛。

昔はRPG専門ゲーマーだった。好きなRPGは、ダーククロニクルとマジカルバケーションと.hack。


▶好きなファッションブランド

紆余曲折を経てアパレルブランドに勤務している私だが、特に好きなスタイルはない。最近は体形が気になっているのでオーバーサイズばかり着ている。

また、勤務先のブランドもファッション軸的には別に好きとかではない。好きなブランドに勤めるのは、公私混同になりやすくなかなか難しいとすら感じる。

そんな私が好きなファッションブランドは「NewBalance」である。

正直、ファッションブランドと言っていいのか定かではない。むしろ、プロレベルのスポーツ用品を作り出す、スポーツブランドであるというのが正しいだろう。

しかし世界のスポーツブランドは、ナイキもアディダスも、今ではファッションアパレルに力を入れており、NewBalanceもその例に漏れず、様々なアイテムを発信している。

特に私が好きなのは「スニーカー」だ。

中でもフラッグシップモデルと言われる「1,000番台」の内、1400と1500の2足を所有している。

何が好きって、まずデザインがいい。時代や流行に左右されない普遍性があり、かつ履きやすく歩きやすい。特に1400はその履き心地から一時期ヘビロテしてしまっており、履き潰しに近い状態だ。近く再購入を検討している。

そしてこの普遍的なデザインを経験した私は、自然と流行を追うことをやめ、今ではデザインがシンプルで、シルエットや生地のいい服を選ぶようになった。

エシカルとかサスティナビリティとか、そんなかっこいい動機ではない。NewBalanceが持つ普遍的なデザインに影響された結果、自分のファッションもそうなっていっただけ。

生地が良かったりパターンが優秀な服は単価が上がりがちだが、それ故何シーズンも繰り返し着られるため、結果としてコスパがよくなるのも居心地がいい。

大量生産大量消費の時代は、世界的にも終わりを告げているし、私の中でも既に過去のもの。30代でこの感覚を手に入れることができたのは、ファッションだけでなく、生き方にもポジティブな影響を及ぼしてくれるだろう。


▶おわりに。

取り留めのない記事になってしまったことを最後にお詫びして締めたいと思う。

改めて思うが、私は文章を書くのが好きだ。また、これだけの文字を書いてもまったく疲れない高級キーボード「リアルフォース」のことも大好きだ。

またAPEXの記事もモリモリ更新していきたいと思うので、引き続きよろしくお願いします。


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