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パーマカルチャー  

循環と豊かなくらし

6月より旅する料理人 三上奈緒さんがメイン講師を努める都会生活者のための農的生活という講座を受講しています。
少しずつ記録のために学んだことを書いていきたいと思います。

先日はパーマカルチャーデザイナーの四井真治さんを講師にお迎えし、
【地球と人間がともに豊かになる暮らし】について講義を受けました。

「パーマカルチャー」という言葉をご存知ですか?“パーマネント”(永久)、“アグリカルチャー” (農業)、“カルチャー”(文化)を組み合わせた造語で、持続可能な農業をもとに、人と自然がともに豊かになるような生活の仕組みを築くための手法のことを言います。一言で言えば、自然の循環を見本にしたサステナブルな暮らし方のこと。

1970年代にオーストラリアのビル・モリソンとデイヴィッド・ホルムグレンが提唱したのが始まりと言われ、以来世界中で実践されてきました。

http://www.ethica.jp/57528/

私はパーマカルチャーという言葉に馴染みがありませんでしたが、今回の講義を受けて、とても素敵な暮らし方だと思いました。
最近サステナブル、持続可能な〜といったことをよく目に耳にしますが、
自分が生活に取り入れる時に流行に乗ろうとしているだけなのではという疑問がありました。
今回の講義を受けて、持続可能な暮らしってこういうことなのかも。
と自分の中での持続可能性が見えた気がします。

人が住むことでその地を豊かにする
循環の中で生活できていれば、生きているだけで貢献できる。
すとんと胸に。
なんのために仕事をするのか、生きるのか考えていたけれど
この考え方が今までの自分とこれからを見つめるヒントになりそうな気がします。

四井さんの暮らしは循環の中にありました。
植生遷移という自然の流れ、生物多様性を大切にしたつながり。
暮らしが原動力となるしくみ。
生活排水をバイオジオフィルターで自然に還元したり、排泄物も堆肥として自然に還していました。
なんとなく排水や排泄物、堆肥と聞くと臭いがしたりネガティブなイメージがありましたが、とても整っていました。
嫌な臭いはなく虫も飛んでいません。驚きでした。
自然は少しお腹が空いているから、すぐに命の循環に入るのだそうです。

また、お野菜も育ててらっしゃいますが、畑というより植物園のようで。
生活庭園と呼んでいるそうです。
ハーブの香りやお花を楽しみながら農作業をする。
農業、畑仕事のイメージが変わりそうだなと思いました。

はちの家と小さな生き物たちの石の家

家の中の暮らしから自然へ。生活庭園へ。
このつながりには四井さんがデザインされたしくみがありました。
なかなかすぐにはこうしたしくみやつながりを作ることは難しいと思いますが、小さいことから挑戦して、その挑戦が次の原動力になったらと思います。
まずはコンポストに挑戦してみることにします!
あとは、バイオジオフィルターでの水の浄化に着目してみたら、洗剤など人工的なものは自然に還りにくいのでは?と思ったので洗剤なども調べてみたいと思っています。

四井さんが暮らしの中で見つけたんだけど…とお話をされていたのも印象的でした。
1つのことに取り組むとそのつながりで次のものが見えてくる。
これが、原動力であり、しくみということなのかなと思いました。
   
 自分なりの暮らし を探求していくことが、
持続可能な暮らしになったらいいなと思います。

素敵な方に出逢えたこと。お話を聴けたこと。
こんな生活もあるのだと知れたこと。
全てに感謝です。
ありがとうございました。

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