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【断髪小説】イメチェンバトルロワイヤル(7)勝敗の行方

割引あり

第2ステージ。
生き残ったのは8人。

山本 誠(やまもと まこと):黒髪ショートカットで清潔感がある感じでメガネをかけている
桐谷 健太(きりたに けんた):ナチュラルなミディアムストレート、ワックスで少し動きをつけたスタイル
佐藤 慎吾(さとう しんご):ピンク髪で長髪。中性的な顔立ち
松本 拓海(まつもと たくみ):茶髪で長髪
木村 悠真(きむら ゆうま):ツーブロック、トップをふんわりセットしたスタイル
田中 美月(たなか みつき):黒髪メガネで三つ編みヘア
鈴木 菜々子(すずき ななこ):黒髪ロングヘアー
中村 結衣(なかむら ゆい):ボーイッシュな黒髪ショートカット

朝、体育館で朝食を皆がとっている。
それは突然始まった。

『ストップ!!!』

斉藤 知璃(さいとう ちり)が『ストップ』を唱えた。
一同、何も出来ずに時間が止まる。

右手にハサミを持ったチリが、ゆっくりとユイの元へ向かう。
椅子をひき、椅子に座ると、紅茶を嗜む。
そこへユイを膝枕させて、『ヘアパイロット』を使い、ユイをショートヘアからロングヘアーにイメチェンさせる。

ショートカットボーイッシュ女子がロングヘアーのウィッグを被った時のあのドキドキ感をチリは楽しむ。
チリの作ったこのフィールド内では、フィールド内にいるメンバーの能力をすべてチリは使える。
能力というものは、そういうふうになっている。

チリは、ユイの黒髪ロングヘアーをゆっくりと撫でながら紅茶を嗜む。
そして、デザートでも頂くが如く、ユイのロングヘアーにハサミを入れて、美味しく頂く。

ジョキッ!
しかし、時間が止まってるため、ユイは無反応でただただ髪の毛だけが切られていく。

ジョキッ!
耳上辺りで、ザクザクザクザクと髪の毛を切っていく。
左手では紅茶を飲みながら。

切り取られた髪の毛を持つと、鼻へ持っていき匂いを嗅ぐ。
「うむ。いい香りだ。
切り取られた髪の毛からも匂いは消えない。まるでまだ頭に残っているような香りだ」
そして紅茶の香りも嗅ぎながらゆっくりと過ごす。

おもむろにバリカンを取り出し、ユイの額にあてる。
そしてスイッチをカチッという音をたてながら入れる。

ヴイィィィィィーーーーーン!!!

『時を刻みだせ!』
チリは、ユイの時間だけ動かした。

ユイは何が起こったのかわからず混乱した表情でチリに向かって言った。
「え!?君は・・・」

「やぁ、お目覚めかい?ちょっと君の髪の毛を刈らせてもらおうと思ってね」
そういうとチリはユイの髪の毛を額の真ん中から一気に刈り込んだ。

ヴイィィィィィーーーーーン!!!
ジジジジジジジジジジジ!!!!

ジジジジジジジジジジジ!!!!

ジジジジジジジジジジジ!!!!

「え!?え!?何が起こっているの?
もしかして貴方が首謀者だったってこと!?」

「あぁ、いかにも。
どうだったかい?この楽しいデスゲームは?
君ももうじき死ぬ。だから、最後に話をしようと思ってね」

「ふ・・・ふざけないでよ!
あんたのせいでたくさんの人が死んだんだぞ!
く・・・くそ、動けない」

「一応、意識だけはある形で、君の動きは止めさせてもらっているよ。
そして、君の髪の毛もロングヘアーにしてある。ボーイッシュな子がロングヘアーになるというのは、実に興奮する事象だね。
まぁ、最後は坊主頭になってしまうんだけど、坊主頭にただすればいいってもんじゃない。どう坊主頭にするかが重要なんだ。
もう、話をするのも飽きたし、そろそろ切っていくか」

「や、やめろ!!!!」

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