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【ベストバイガジェット2022】お気に入りの音楽を『挟んで』聞く!令和に復刻した「サウンドバーガー」 AT-SB2022
この記事は、ぜろ(@_0_zero)さん主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2022」の17日目の記事です。
毎年恒例の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar」に参加させていただきました。例年通り、自分が買ってよかったものをダラダラと紹介したいと思います。
今年のベストバイガジェットはオーディオテクニカの「サウンドバーガー AT-SB2022」に決定!
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昨年の洗濯機に比べると、ちゃんとガジェットしてる気がします。
サウンドバーガー AT-SB2022はオーディオテクニカ創業60周年記念の限定製品の1つです。
80年代に発売された、レコードを挟む形でセットする見た目が特徴的なポータブルレコードプレイヤーの「サウンドバーガー AT-727」を、見た目はそのまま、Bluetoothによる音声出力やUSB-C充電などの現代的な機能を盛り込んで、生産数7000台で限定復刻しています。
CD音源や音楽ストリーミングサービスでは味わえない独特な音楽聴取体験がウケているためか、アナログレコードの販売数が増加傾向にあるそうで、それを受けて復刻したものだと思われます。
以下、個人的に気に入ったところを徒然と書いていきます。
気に入った音楽を躊躇なくアナログレコードで買える!
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「テクノデリック」の正統進化版のような楽曲が多く、個人的には好き
音楽ストリーミングサービスを使っていて気に入った曲やアーティストが見つかったとして、プレイリストに入れてヘビロテする以外になにができるかなあと考えたときに、CDやSACDはどうせデジタルデータだから、ストリーミングや音楽配信サービスで買ってダウンロードするのと聴取体験としてはさして変わらない上に物理的に邪魔なだけじゃんとなり、じゃあレコードか~と思う一方、再生環境(ターンテーブル+フォノイコライザー+アンプ+スピーカー)を整えるのが面倒な上、部屋のスペース的にも厳しく二の足を踏んでいました。
そんなときにサウンドバーガーがBluetooth対応で復刻することを知り、今こそレコードを始めるときだ!と確信して購入しました。
使わないときにとてもコンパクト
前述の通り、レコードの再生環境は複雑で場所も取るので、整えるのが面倒なのを別にしても、都内の狭いマンションに住んでいる自分にとってはスペースがなく、興味はあるけど手は出せない状態になっていました。
ところがこのサウンドバーガーは持ち運ぶのをコンセプトとしているため、使わないときはレコードより小さい筐体で場所を取らずに収納ができます。
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本体に持ち手がついているので、今は暫定的に棚に取り付けたフックに引っ掛けているのですが、筐体の赤色がアクセントとして映えるため、敢えて見える場所に飾っておくのも良いかもしれません。
Bluetoothでスピーカーやイヤホンに簡単出力
サウンドバーガー本体にはスピーカーがついておらず、外付けスピーカーやイヤホンを繋いで聴くのが前提なのですが、この復刻版サウンドバーガーはBluetooth出力に対応しているので、更に手軽に聞くことができます。
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ペアリング方法も簡単で、出力側(スピーカー、イヤホン)をペアリングモードにした上でサウンドバーガーのペアリングボタンを長押しするだけ。また、直近に接続した8台までは接続先として記憶するそうなので、家ではテレビやパソコンのサウンドバー、外ではワイヤレスイヤホンで聴く みたいな使い方でも、毎度ペアリング操作を行う必要はなさそう。
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もちろん、3.5mmステレオミニプラグ用のジャックもついているので、有線での出力も可能です。(ライン出力への変換ケーブルも付属)
ただし、ボリューム調整機能がなく、音量的にもイヤホンを繋いでちょうどいいぐらいなので、スピーカーを繋ぐ場合は別途アンプが必要そう。
また、復刻元のAT-727はステレオミニプラグ出力が2口あって、友人や恋人と2人でシェアしながら聴く、ということができたのですが、復刻版にはないのが残念。
レコードならではの音楽聴取体験
届いたのが12月初めで、試し聴き程度にしかレコードに触れていないのですが、なんとなく魅力がわかってきた気がしています。所有欲の高まる美しい盤面、針を落とすときの緊張感、柔らかく温かい深みのあるサウンドなど・・
いくらサウンドバーガーで手軽になったとはいえスマホでSpotifyを開くよりは音楽を聴くのにかなりの手間がかかることから、全身で音楽に集中できるため、今まで知らなかった魅力にたくさん気づけそうです。
実家には古いレコードが結構あったはずなので、今度帰省する際にはサウンドバーガーを持って行こうかなと考えています。
惜しむらくは「限定生産」なこと
これさえあれば普段のイヤホンやスピーカーをつなぐだけでOKという手軽さを考えると、自分のようなレコードに挑戦する人の入門機としてはまさにもってこいな製品だと思うのですが、限定7000台ですでに予定数の販売が終了しているため、「これいいよ!」と紹介しても買えないのが非常に残念。
公式オンラインストア限定販売だったのですが、発売当日は非常に繋がりにくく、「粘ったけど買えなかった」というツイートもちらほら見かけたので、もっと需要があるのではないか?と感じます。
「限定生産」という希少性は下がるものの、上位モデルやカラバリ展開をするなど、今後の商品展開を期待します。