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#02「PMDDと出会う。」

ご褒美の日のはずが。

2023年の12月中旬。(日付も覚えているくらい鮮明だけれど、あえて濁す。)
ずっと前から自分へのご褒美にしていたあるアーティストのライブビューイングの日。
1人で楽しみに行った。

この日の体調は不調であった。朝は目覚めるけれど身体が起こせず、脳疲労と身体疲労が蓄積していた。周りには迷惑をかけられないと思って多少無理して過ごしていた。
目覚めた時は「睡眠が足りていないからネガティブというか思考が足りていない」と思う。でもどうも変で本当はいきたくないと思って1人で葛藤していた。何とか家を出て大学へ向かうが、視点は動かず身体も力が入らず、ただただ電車に揺られた。
そして、こんな調子で大きな仕事を終えた次の日であった。


ライブが始まる。
困ったことに全く楽しくない。むしろ、悲しくなってくる。
なんか分からないけどすごく辛い。
全然音楽に乗れない。
身体が動かない。
「幸せになりましょう」とか楽しんでいる人がとてもとても羨ましく思える。
バラードで涙するのはもちろん、なぜかアップテンポの曲でも涙が落ちる。
これは正常ではないと思う。異常事態。

身近な人に連絡をするも、返信が来ず、余計にパニックになる。

とにかく言葉を並べて落ち着きを取り戻そうとする。(その時のメモ↓)

このライブビューイングも特に意味があったわけではないかもしれない。
何でもいいから何か別のことをしたかったのかもだけなのかもしれない。
やすみたい。
休むべきかもしれないが、休んだらスタートダッシュで転んでいる感じ。でもいいのか?何なんだ。受診した方が良いのか。ん?何だ?
お酒の力で何も考えずに休もう。
(外出先でワインを一杯飲んでふわぁっとして考えられなくなってくる。)
でも、気持ち悪くなって途中下車。
そこから気づいたら知らない場所。なんとか最寄駅に帰れそう。
あとは寝過ごさない。

身体が悲鳴をあげ始める。

おそらく、二十数年の人生の中で、最も身体が悲鳴をあげていた年末年始。
ひとことで言うと、「私の生命が蝕まれていく感覚」が毎晩襲ってくる。
常に崖っぷちにいて、自ら崖から落ちることができる。常に追い込まれている。落ちたいわけでは決してない。だけど、落ちるか落ちないかの瀬戸際にいるより、一回落ちてみたらどうなるのだろうか気になるという意味で、落ちてみることも考えてしまう。

身体には微量な電流がピリピリと流れてて動かしづらい。夜眠ろうとしても心臓が床にのめり込みそう。寝返りを打つのも違和感があって身体がもたない。起きてるのか眠れたのかもよくわからず気持ちが悪い。

大学に向かう電車の中では急な吐き気とめまい。
電車の中でも頭の中ごちゃごちゃ。
眠かったはずなのに眠れない。
考えることを一旦やめたい。
脳のキャパオーバー。
身体に出ないことへのイラつき。
仕事でトラブルが起きても怒りも焦りも何も感じない。
想像と現実の区別が付かないくらい何が辛くて何が解決策になっているのかごちゃごちゃでそれに伴う感情もまた複雑で叫びたいくらいに泣きたい。

夜中に症状を調べているとついに出会った。

PMDD?


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