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「価格」を踏まえた買い物の種類

 買い物には種類があります。

 子どもの頃は感覚的に「良い買い物をした」「悪い買い物だった」という経験をしていますが、なぜその様に感じるのかという事まで結論づけるのは難しいことです。特に高校生以降からは「連れとの付き合いでの支出」というものが発生して、単純に品物の価値と比べられなくなった経験をする様になったからです。
 
 大人になった今でも、なかなか結論は出ませんが「価格」が大きな要素となっているのは間違いないでしょう。
 そこで「価格」を踏まえ、私は買い物を下記3種類に分けています。

①とにかく安価な品を求める買物

 捨てるために必要な物、例えばゴミ袋やガムテープなどの梱包用品、衛生上再利用できない綿棒や割り箸などがここに当たります。

②性能や品質に比して安価な品を求める買物

 俗に言うコスパの良い買い物、お買い得感のある買い物です。
 大多数の買い物がここに該当しますが、特に直接口にする食料品や飲料、肌に触れるシャンプーや石けん、歯ブラシなどの衛生用品や使用頻度の高い日用品、買い直しが難しい家具や家電などの耐久消費財が当たります。

③金に糸目を付けずに買いたい品を求める買物

 自分の趣味の品、知識の元となる学用品や書籍、化粧品、相手への気持ちを伝える贈答品や交際費など、金額以上の意味を示すものが当たります。
 精神を豊かにするもの、文化的な生活を送るためものとも言えます。

 上記の様に整理をすると、

「買物の種類によって適切な金額を支払い、最大の効果や満足を得るための基準を自分の手で作り出すこと」

が必要になります。これは経験の量で決まりますから、失敗が許され、失う額が少額で済む子どもの内に多くの買い物をして、心で感じることが一番の勉強であり、将来のお金に対する考え方が養われていくと思います。
 やや浪費の多かった高校生から独身時代の生活ぶりを反省しながら、今、お金の使い方を再研究しております。

 また、上述のとおり子どもの経験を増やすことが大切と言った以上、渡した小遣いは「子どものモノ」と割り切って、使った後で“ふり返り”をした方が有意義であるとは分かっていますが、つい、買う前に制止の小言が出てしまうのが親心。
 私の親もそうでしたし、私自身も娘に対して同じ事をしてしまうことがあります。気をつけてはいるんですけどね…。(汗)

 ちなみに私はモノを買う時は相当吟味しますが、「友だちと過ごす時に必要な飲食、娯楽費には糸目を付けない」というルールを持っています。
 “人との繋がり”には金銭に置き換えられない価値があるから、と思っているからです。


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