「収入」を得るということは
大きな「価格差」「価値差」を生み出すこと
です。
収入(分かりやすく「稼ぎ」としましょう)を得る方法はいくつかの種類がありますが、今回は範囲を狭めます。
働く人が労務や技能、知識を提供することで、成果物(商品)や便益(サービス)を生み出すこと
このように定義すると、稼ぎ方にも消費者の考え方が使えます。ベクトルを反対にして買い物をする側ではなく、今度は売る側、お店側の立場に立つのです。
提供する費用、労力、時間を削減し、原価を下げていく方向
希少性のある特異な技能を持って、成果物の付加価値を上げていく方向
といった形で「価格差」「価値差」を広げていけば稼ぐことが出来るのです。
しかし、今の時代、資材コストから製造コスト、学習コスト、運搬コスト、管理コスト、挙げ句には人件費まで削れるところはどんどん削っていますし、価値観の多様化に伴って、ある商品の付加価値を高めることに成功しても、響いてくる市場のパイ(購買層)が小さくなっています。
今後はひとつの稼ぎに頼らず、多くのタネ(稼ぎの元)を蒔いて、少ない稼ぎでも数を増やして束ねていくというスタイルが当たり前になるかもしれません。
さて、今日は「収入」の話に触れました。第一部、私のお金ヒストリーの内、“社会人になって”に対応する部分です。
社会人になりたての頃は、急に扱う額が増えて驚いたり、慌てて貯金したりと、行き当たりばったりでお金を「稼ぐ」ということをあまりよく考えていませんでした。時間が経って社会経験を重ね、改めて振り返ってみると、奥が深いものだと感じます。
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