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消費者金融を知る

 高校生になると、もう一つ、新聞を読む習慣が出来ました。
 お陰で毎日ニュースに触れる様になったのですが、その読み方が、1番はテレビ欄、2番は三面記事に目を通すという、いかにも中高生らしい読み方でしたが、3番目はなぜか経済面に目を通していました。
 この頃から「お金で買えないものもあるんだよ」と言いつつも、心の底では「やっぱりお金が好き」な自分がいることも自覚しました。

 当時特に気になっていたのが「消費者金融」を取り上げた記事でした。
 この頃は丁度、消費者金融業界が活気づいていてテレビCMが良く流れていたことと、業界CMの中でも “SYNCHRONIZED LOVE” に合わせてダンスを踊る「武富士」のインパクトは凄まじく、正直最初は何の会社のコマーシャルなのか分からなかったですが、後から消費者金融と知ってとても驚きました。

 それと、消費者金融でお金を借りると金利が40.004%(当時の一般的な額)つくという事もとても驚きでした。試しに、仮に10万円借りたと設定して、大学ノートに元本+利子の額を計算したら雪だるま式に返済額が増えていったのですが、額もさることながら、このような条件でも良いからお金を借りなければならない状況というのはどういう状況をいうのだろうか?という疑問が湧きました。

 当時は深掘りはしませんでしたが、お金の借り方には
 ・消費者金融からの借り入れ
 ・信販会社を通した月賦による物品購入、リース
 ・住宅や自動車ローン、自由目的ローンなどの分割返済
 ・クレジットカードによるキャッシング
 など、様々な単語と内容を知ったのがこの頃でしたね…。

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