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【イヤな思いを消化した次男】
金沢では今週に入ってからずっと雨。
昨日も大雨の中、次男がびしょぬれになって帰宅しました。
玄関で、濡れたランドセルと制服をタオルで拭きながら
「びしょびしょになっちゃったねえ」
と声かけると
「風が吹いてきたから傘閉じたからぬれちゃった。今日はずっとびしょびしょ。2限目には泣いちゃったしね」
え? 泣いちゃったの? 訳を聞くと、
「友だちとちょっと揉めてね。その子が『バカ』とかなんとか、ひどいこと言ったから」
そうだったのねと思っていると、続いて
「でもその子、他の子にもそう言っているし、ちょっと問題なんだよね」「今日ぼく泣いたから、もう言ってこないでしょう」
とここまで言って、平気な顔をしている。
母は、つい「誰に言われたの?」と聞いてしまったことを反省。次男は「まあね、ママ知らないよ、きっと」と即答しなかった。
母は、次男が泣かされた事実を知って、どうしようか、胸騒ぎが収まらない。他にも言われている子がいると聞けば、尚、先生に伝えるべきかという思いが、頭をよぎる。問題発言をする子に思いを馳せると、きっとそう言わずにはいられない背景が何かあるのだろう。
モヤモヤしながら次男に目を向けると、いつものように着替えを済ませて、ソファーでのんびりと大好きな動画を見ている。
改めて次男の隣に座って、
「イヤなこと言われたの、つらかったね。でもそれにくよくよしていないFは大丈夫。バカじゃないよ。大丈夫。」
と伝えて、
「きっとね、言った子も、言わずにはいられない何かがあったんだね」
と相手の気持ちを推し量る視点を授けてみた。
振り返ると、家に帰ってきて、さらっと言えるぐらいにそのイヤな出来事は次男の中で消化されていたのだ。そして、心はいつも通りに落ち着いて、家ではリラックスできている。きっと次男の中には、自分は大丈夫という自信があるのだろう。そう思うと、ホッとして、私の中のモヤモヤも晴れてきた。そして、この気持ちの整理の仕方、私にはまだまだできないなあと、また次男から学ぶ。
夜、当該の子の名前をぼそっと伝えてきた。とっても驚いた。保育園で一緒に過ごしたお友だちで、顔もよく覚えていたから。逆に、どうしてそんなやんちゃなことを言うようになっているのか、もしかしたら、気持ちを落ち着けられていないのではないか、心配になってしまった。やはり、担任の先生に相談してみようか。