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ブログを書くきっかけとなった出来事

今日はもう一つだけ、どうしても書いておきたいことがあります。

愛と感謝をこめて、川原卓巳さんとSENSE~自分らしさ探求室~の仲間に、そして今まで支えてくれた友人や家族、メンターの方々に、この記事を贈ります。

私が敬愛してやまないご夫婦がいる。

おそらく、世界で最も有名なご夫婦。「世界のこんまり」こと、近藤麻理恵さんと、こんまりさんを「世界のこんまり」にした、プロデューサーでパートナーの川原卓巳さん。

実は私も「片付けの変態」だ。学生時代から部屋の模様替えが大好きで整理整頓も大好き。人の家に行ってもつい片づけてしまい、時に有り難がられたり、はたまた迷惑がられたりする人だった。部屋の間取り図を見るのが大好きな、「間取り図の変態」だった時期もある。だから、もちろん、こんまりさんも大好き。ただ、「人生がときめく片付けの魔法」を読んだのは出版からだいぶ時が経ってから。それまでは自分の人生に忙しくて読みたくても読めなかった。やっと読めた時は目から鱗。「そうか!捨てるものを選ぶのではなく、残すものを選べばいいんだ!ときめきを基準にすればいいんだ!自分のときめくものだけに囲まれた暮らし・・Spark joy!なんて素敵なんだろう!」私の、そしておそらく全世界のファンの期待を裏切らない一冊(2もあるので正確には二冊)だった。

しかし、私はまだ、片付けを終わらせることが出来ないでいる。忙しさを理由に、まだ、自分と向き合い切れていない。本当の自分を見つける旅の途中だ。

前置きが長くなったけど、こんまりさんのユーチューブで卓巳さんの存在を知り、同じ広島出身ということで親近感が湧き、「SENSE~自分らしさ探求室~」の存在を知って「自分らしく生きたい!」と心から切実に思い、オンラインサロンに年間契約で入会した。

最初は見ているだけの人。メンバーさんの年齢層が若かったので、なんとなく気後れして遠くから眺めている感じだった。あと、仕事が忙しすぎてなかなか参加する時間もなくて・・。全部言い訳だけど。

学校に行けなくなって、病休をもらって、申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、同僚の「今は学校のことは気にせず、ゆっくり好きなことをして休んで」という、涙が出るほどあたたかい言葉に後押しされて「今は好きな事だけしよう!」と決めた。

そんな時、SENSE内で「夢シェア会」に参加。私には20代の時から温めてきた「ジャズシンガーになる」という夢があったが、「音楽では食べていけない、でも趣味としてやっていきたい、でもやっぱりプロになりたい、でも自信がない」という葛藤が、ずっとぐるぐるしていた。

「夢シェア会」に参加して、温かい雰囲気の中で、いい大人がみんな本気で夢を語り合っている最中、いきなり何の前触れもなく卓巳さんが登場した時は心臓が飛び出るくらい驚いたが、幸運なことに卓巳さんに直接相談する機会を与えてもらった。

卓巳さんに単刀直入に「あなたの夢は何ですか?」と聞かれたので私もつい「ジャズシンガーになることです!」と言ってしまった。「いいじゃ~ん。」と卓巳さん。その言い方が、心の底から言ってくれているというのが伝わって、嬉しくなった。その言葉に勇気をもらって私は正直に話し始めた。

「実は私、今50代なんですが、20代の時からずっとジャズシンガーになりたいって言っててまだ叶ってないんです。」するとまた「いいじゃーん。それ最高じゃん」という予想外の言葉が返ってきた。「7年前に一度、本気で目指した時があって、何度かライブやって、もう少しで叶うって時に当時のバンマスから『声が出てない。このままでは一緒にやりたくない。ボイトレしろ』って飲むたびに言われて、それで嫌になって諦めたんです」誰かが「あーいるよね。ドリームキラー」と共感してくれた。因みに「ドリームキラー」は自分の心の鏡。自分のネガティブが人の口を通して出てきているだけ。「本気なの?どうなの?」というお試しなんだそう。

さらに続けて「それに今教員なんですけど、鬱になっちゃって、先週から学校に行けてないんです。不登校なんです。」と言った。その時卓巳さんがまた「いいじゃーん。めっちゃいいじゃーん。それまともだよ。今の学校マジでおかしいもん。人間らしくなれたってこと。よかったね。不登校先生って本書きなよ。俺読むから。めっちゃキャッチーじゃん。そんでジャズシンガーになりなよ。なれるから。」

あまりに予想外すぎてパニックになった。「え?本ですか?すみません、ちょっとついていけてないんで、最初から言ってもらっていいいですか?」
「うん。まずね、今の気持ちをブログでもなんでもいいから書くの。赤裸々であればあるほどいい。それが今不登校で悩んでいる人のためにもなるから。それで不登校の子供と一緒にボイトレするの。オンラインでもいいから。不登校の先生になる。そんでジャズシンガーになるの。それで得たお金でまた好きなことをやればいいんだよ。そうやってどんどん回していくの。見てごらん、今チャットすごいことになってるから。ボイトレしてくれる人もいるってよ。よかったね。夢叶ったね。」

気が付くとチャットは応援メッセージであふれていた。すごく嬉しかった。でも・・

「私、今まだ病休中なんです。そんなことしていいんでしょうか?」
「だいじょうぶ。いいこと教えてあげる。悪いことしたら謝ったらいいの。『ごめんなさい』って。」
思わず笑っていた。心が不思議と軽くなっていく。
「卓巳さん、実は私も広島出身なんです。」「どこ?」「東広島の西条ってとこです」「うん、わかるよ。」「それで生口島大好きでサンセットビーチとかよく行ってたんですよ。しまなみ海道大好きです。」「ほんと?じゃあ仕事なくなったらうちのミカン農家で民宿やってるから、そこに行けばいいよ。」「ホントですか?行きます!(笑)」

そうは言ったものの、ブログを書き始めるまで、やはり丸2日悩んだ。何も手につかなくなるくらい落ち着かなかった。いいんだろうか?本当にいいんだろうか?自問自答した。ネガティブがいっぱい出てきて、個人コーチングしてもらっている友人にも相談した。「本当はどうしたい?」と聞かれた。その友人は以前「嫌だはNo、怖いはGoだよ」と教えてくれた。答えは「やりたい。やってみたい。」だった。書きたいことが次々と浮かんでは消えた。

卓巳さんにお礼のメッセージを送った。「今でもまだ、思い出すと涙が出てきたり頭が痛くなったりしますが、少しずつ、書いてみます。そしてそれがなにかのきっかけになり、卓巳さんがいつも言ってる『みんなが自分らしく生きていける世界』をつくる助けになれれば嬉しいです。」と伝えた。
卓巳さんが「そうですよね。無理はしないでくださいね。でも書くことで少しずつでも浄化されていくと思います。一つひとつの出来事や感情に感謝して手放していく感覚です。」と、返信をくれた。

そっか。「一つ一つの出来事や感情に感謝して手放していく事」が大切で、それが「浄化」につながるんだ。そして「自分のためだけじゃなく、また次の誰かの勇気になり、見通しになる(卓巳さんより)」んだな。怖がっていては何も変わらないし先にも進めない。心の底から腑におちた。

長くなったけど、これが、私がこのブログを書こうと思ったきっかけ。

決して誰かや何かを責めるためではなく、これまでの人生で歩んできた出来事や感情に感謝して手放し、浄化され、元気を取り戻し、同じ想いをもつ仲間と共に、よりよい未来を創っていけたら・・。

大好きなJohn Lennonの "Imagine" の歌詞にこんな一節がある。私の大好きな一節だ。
"You may say I'm a dreamer. But I'm not the only one. I hope someday you'll join us. And the world will be as one."


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