つきまとう死の匂いと、逃避のため疾走するのか壊れてしまうか
物心ついた頃から、私は死を身近に感じていた。不出来な子供だという自覚があった。トボトボ一人で死を願う歌を自作し口ずさみ帰る通学路。そんな子供が思春期を迎え、上手く立って歩き続けられる訳がなかった。
どうにもならない思春期を過ごしている間、共にあったのは神聖かまってちゃんの曲だった。ライブにも行ったことがある。どれもセトリすらもう覚えていないけれど。
※過激でネガティブな歌詞を含みます
それから色々あった。どうにもならない思春期はどうにもならない人生になっている。私はもしかしたら初めから破損データだったのかもしれない。
最近はよくヨルシカを聴いている。不器用な人間が何かに魅入られ焦がれ破滅するのは美しい。私は27クラブに入れないし入る気もないが、体が創作に取り憑かれる瞬間は知っている。せめて美しい愚か者として消えたいとも思う日だってある。緑がかって褪せたフィルム写真のような感傷も心地がいい。
このnoteアカウントは元々、ヨルシカの企画応募のために作ったものだった。そういった意味でも、盗作というアルバムは思い出深い。
春になって、もう夏が来てしまう。暖かくなり始めた頃から安定しないままの天気予報は、能天気なオレンジに染まり続けることなく結局梅雨が来る。私はぐずついたままドブに沈む澱のように、無価値な日々を今日も終えてしまった。
ふと、神聖かまってちゃんが懐かしくなった。
もうなんとなくわかってる。私の最期なんてきっと醜い。生き物の果てなんてどれも似たようなもんだし。特に私のような、不純物と憂鬱と鬱屈ばかりを蓄え酸化し続けている肉体なんてさあ。
せめてせめてせめて痕跡を残したい。逃げ続けて中途半端に美しいなにかを求めて潰えるだろう私の人生の、心の。
ヨルシカの逃亡とかまってちゃんのグロい花を混ぜ合わせて何もかも諦められたらよかったのに。
最期にCreepy Nutsのトレンチコートマフィアを貼って締めるつもりがそういえばMVも公式動画もないので、これで。
とりあえず作ったものを世に出さないと何にもならないので、提出期限と必着の二文字と心身の健康には出来るだけ気をつけて頑張ります。
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