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【kindergarten/knowledge/key】幼稚園/知識/鍵
【kindergarten】幼い頃の私の写真は、どれもこれもカメラを睨みつけているものばかりだ。
可愛げのなさに、近所のオジちゃんに付けられたあだ名がナポレオン。
愛想が悪く可愛げのない私でも、毎月楽しみにしていたことがあった。
それはKinderbookという絵本。
空想することが好き言葉が好き、物語を書くことが好きになったのは、やはり毎月届くあの絵本がきっかけだったんだと思う。
還暦を過ぎると人生の通り道での経験が、今の私にとって必要だったんだなぁと思い当たることが多々ある。
【knowledge】何年か前に、実家の母が圧迫骨折をした時には、ひたすら痛みが消えるまでに安静に自宅療養をするしかなかった。
昨年再び圧迫骨折をやってしまった母、今度は別の整形外科で診てもらうことにした。
医学が進歩したのか、病院によって違うのか今回は手術(潰れかけた背骨にセメントを注入)をし、一週間位で元気に退院できた。
母の年齢なので念のために一週間を要したが、私達位の年齢なら二泊三日で痛みも無く元気に退院できるらしい。
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ずっと行きたかった場所へ
皆いつかは通る老化への道、痛いのは誰だって嫌なので、知ったからにはあっちこっちで情報を流している。
知っていれば、痛い思いをせずに早く元気になれる。
年齢を重ねてからの入院は、ベッドに寝る時間が長くなればなる程、元気を取り戻すにも時間がかかる。
そのまま寝たきり状態になったり急激に体力が落ちたりする方もいる。
元気で楽しい毎日を送るために何かお手伝いがしたい。
そう思って「いろはにほへと」の記事をずっと書いてきた。
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【key】「いろは」の本は昨年、市の援助を頂いて「みんなで作ろうバケットリストnote」なる物を作ることができた。
もっともっと進化させたいと、更にエンディングノートを作り「いろは」の言葉を組み込んでみた。
以前「終活セミナー講師」という資格も取得したが、こっちも上手く活かせていない。
友人が勤務する公民館で「はつらつ講座」というのがあり、友人繋がりで講座の依頼を頂いた。
初めての経験で不安てんこ盛りだったが、私がずっとやりたかったことチャレンジしようと決心し引き受けることにした。
講座の数日前に偶然会った別の友人に
「講話って慣れてる人のって聞きやすいし、心にスーッと入って来るんだよね」
と言われた。
彼女は私が講座を引き受けたことすら知らない。
「初めての人の講話は?」
私の質問に
「あぁ全然ダメ!」
彼女に悪気はない。
私の悩みすら知らない。
聞くんじゃなかったと悔いる。
神様は、わざわざ私にそんな話を聞かせてまでイジワルするんだ。
でも当日の朝、私はあることに気がついた。
ベテランのセミナー講師の方だって、全員一回目は必ずあったはず。
当日、最初に「初心者です」と参加者の皆さんに伝えたことで、リラックス出来たのか「聞こえませ〜ん。マイク使って下さい」とか「もうちょっと、ゆっくり話して下さい」って声をかけて頂いた。
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メッチャ笑ってる私
シニアライフを楽しんでもらうための講座、話している本人が楽しくなければ意味がない。
いつの間にか手の中に握りしめていた大切な鍵で、私は新しい世界への扉を開けることができた。
そんな気がした。