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遠回りの人生

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感情と思考の陳列棚。
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#今こんな気分

今年もケーキ文化に馴染めなかった。

今年もケーキ文化に馴染めなかった。

どうしても思ってしまう、なぜケーキなのかと。

誕生日にケーキ、クリスマスにケーキ。

別に世の中に対して斜に構えたい訳ではない。

祝い事にケーキを食べるようになった歴史的背景がきっとあるのだろうが、あまりにも世の中にケーキ文化が氾濫しすぎていて、少し引いてしまっている自分がいるのだ。

街の様子や各種メディア、SNSを見ていると「ケーキなしの誕生日なんてあり得ない」「ケーキを食べなければ12/

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遺書のような惚気のような。

遺書のような惚気のような。

前回の記事から随分と間が空いてしまった。

ついでに言うと、毎日書いていた日記も2ヶ月近く書いていない。

何となく文字を綴る方向に身体が動かなかったのだろうか。

強いて理由を挙げるなら、急な惚気にはなるが、4ヶ月程前から交際を始めた女性と過ごす日々に心が満たされているからだと思う。

初々しい若者の青春的な文脈の充足感というよりも、共に過ごす中で人間関係を双方向に深め合える充実感に幸せを感じて

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真面目という呪縛。

真面目という呪縛。

こう日記に書いた。

自分の真面目さが足枷になっていると自覚しているけれど、何故かいつも抗えない。

✳︎

地方国立大学の医学生である僕は、大学での病院実習の真っ只中である。

各診療科を1〜3週間でローテーションするのだが、メジャーな診療科から大学病院ならではのマイナーな診療科まで、そのグラデーションは多彩だ。

基本的にメジャー科の実習はハードで、マイナー科の実習は緩い。

僕は現在マイナー

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承認欲求と今後のこと。

承認欲求と今後のこと。

「醜いな」とたまに思う。

自分自身のことがである。

誰かと飲んで充実した時間を過ごせたと感じた日でも、後から振り返ってみると自分語りばかりだったなとか。SNS投稿の裏に潜む、自分自身を優れた人間に見せようとする卑しさを見て見ぬふりをするとか。

とにかく積極的行動の動機が、ただの浅はかな承認欲求なのである。

✳︎

僕のInstagramのストーリーの8割は、面白かった本や映画と一人旅で行っ

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