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だから、君は辛くていい

先日一緒に飲んだ女の子が言っていた。

自己肯定度と承認欲求の乖離が、私を辛くさせているのだ、と。自分はこの程度の人間だけど、もっと認められたい、もっと見て欲しい。その満たされない想いが私を辛くさせている、と。

言い換えれば、自認と理想のギャップ、ということになると思うんだけど、その構図ってどんな感情にも由来しているんじゃないかな。

例えば寂しさ。

例えば悲しみ。

嬉しい時だって、楽しい時だって、知らないうちに設けている自分の限界を超えていった時、人は一番満足感を抱くのだと僕は思う。

期待しすぎないということ。だから、理想が高すぎる人間は幸せになれないとは良く言ったものだ。そして、分をわきまえるというのは一番自分を納得させる方法かもしれない。

この程度でいい。私はこれくらいの人間なのだから。

けれどそんなの、つまらなすぎるじゃないか。

その辛さとどう向き合っていくのか。多分そこが、何かを成し遂げられる人間とそうでない人間の草分け的な気質なのだろう。

だから、今は辛くていいんだ、と僕は君に言いたい。

良かったら話しかけてください