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12時間でiPadイラスト制作はどこまでうまくなるのか?
iPadでお絵描きを12時間やってみて、お絵描きアプリの使い方がほぼわからない状態から、どれくらい絵が描けるようになったのか成果を見てみるために、最後にガッツリイラストを描いてみることにした。
一通りのイラストの描き方の手順などを理解し、写真からイラストにすることまではできるようになったので、今回はちょっと背伸びして今までやったことなかったというか、敢えて避けて通ってきた人物像を描いてみようと思う。
きっといっぱい出来ないことが出てきて、きっとそれらをなんとかできるようになりたくなって、次の課題やもっとやってみたいことが見つかるんじゃないかと思った。
手順の振り返りも兼ねて、製作工程ごとに時系列で記載する。
1.イラスト素材選定、お手本用準備
題材にした写真はこちら。ステキだ。
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ただ暗すぎて細かいところが見えないので、モノクロにして画像処理して、少し明暗がわかるように加工したこちらを使用して、下絵づくりをすることにした。
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※写真インポートの注意点
前回、MediBang Paintで写真からイラストを書いて失敗した経験から注意点を書いておくと、写真からキャンバスを作成をしないこと。素材画像の解像度が高いとキャンバスサイズもかなり大きくなってしまい、絵が描き終わっても、画像データとしてエクスポートできない事態が発生する。
正確に言うと、エクスポートしようとするとMediBang Paintが落ちる。データ容量が多すぎて処理出来ないらしいとMediBang Paint公式サイトに書いてあった。
なので、自分で決めたサイズのキャンバス(例えばA5とか)を作ってから、新規レイヤーをつくる時に画像をインポートする手順の方が良い。これならばアプリが矯正終了されることはない。
2.下絵作成
ほぼトレースに近いかもしれないが、お手本の透明度を20%くらいにかなり薄めにして、下絵を描いてみる。案外時間かからず描けた。
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下絵のレイヤーに間違って黒ペンの線画を書き込んでしまった残骸があるが、ここは無視してほしい。一つ戻るの限界までさかのぼっても、戻りきれなかった部分はもう諦めてこのままにした。
3.線画作成
問題は線画だ。服や腕、輪郭あたりは何度も描いてきたものに近いのでサクサクと描けるが、細かいアクセサリーとか、髪の毛、人の表情は難しい。少し苦戦しながらなんとかざっくり描き上げる。結果として、ネックレスは描けないから消すことにした。
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4.下塗り(ベタ塗り)
ベタ塗りはバケツツールの使い方のコツを得たらしく、あっという間に終わる。
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5.彩色、影付けをして仕上げる
細かい一つ一つのレイヤーにエアブラシで影をつけていく。つるっとした布の質感の出し方や肌の影の付け方あたりは以前やったことを参考に進める。
よくイラストやデッサンの上手い人との差は経験値や絶対数という人がいるが、すごい納得。もちろんそれが全てでは無いのは理解しているが、一度描いた経験のある構図やポーズ、モノ、テクスチャが知見としてあるかどうかは大きい。自分も数描く必要があるなぁなんて思いつつ、楽しくヌリヌリしてひとまずそれっぽく完成。
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制作時間3時間半。
比較すると何か全然違う人のようで悲しい。なぜだ。
お手本は欧米人っぽい雰囲気なのに、自分が書いた方はアジアンビューティーっぽい感じになっている。彩色で顔の堀の深さが表現できないと、同じ線画でも人種が変わるのは、一番の発見だった。
まとめ
今回も写真から作ったイラストだが、下絵、線画、色塗りという一連のイラストの手順は踏んでいる。今後、下絵を書く時に、トレースではく、模写やデッサンのように横にある素材を見て描ければ、オリジナルで好きなものがかけるようになるんじゃないかという淡い期待が膨らむ。だがしかし、今の自分にはその画力はまだなかった…。
ひとまず、12時間やってみて言えることは、
(1)全くアプリが使えないところからスタートでも、写真からイラスト作成くらいはできるようになる。
(2)もし下絵を描ける画力(デッサン力?)があれば、オリジナルのイラストも十分描けるようになる。
お絵かきをやっていて色々嬉しい効果もあったので、それはまた後日別のnoteの記事にまとめるとして、iPadでお絵かきは今後も継続していきたいと思う。
次は、画力・デッサン力を高めて下絵を描けるようになることと、描きたいものをたくさん描く数稽古あたりを少し想定してまた計画を練ってみることにする。
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