【詩】金曜のピザパーティー
4畳半には少し大きな
テーブルクロスを広げよう
インターホンが聞こえたらパーティの合図
今日は独り占め Lサイズのピザ
号令は弾けるコーラ
冷えたグラスが週末前の心みたいに
満たされてゆく
ユーチューブから僕だけのヒットチャート
奮発してファミチキも買おう
今日だけはカロリーに手を振る
明日やろうが馬鹿野郎なら
僕は偏差値0だって構わない
招待客はゼロのパーティをしよう。
誰も文句を言えやしない。
ピザの残り枚数で喧嘩しないし、
サイドメニューの取り合いだってない、
君がいなくなったって
ご飯はおいしいちゃんと味もする
そんな歌を貴方がうたってた。
ほんとにその通り
貴方がいなくても何も変わらない。
強がりが冷ましたピザを
一切れ頬張った。
失恋の味がした。
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