風を読む、潮目が変わる
こんにちは、TRAIL の戸田です
多くの会社、とりわけ中小企業にとって、命運を決めるのは内部のことよりも、外部の環境変化の影響、その影響に対する準備の度合いによると感じます。
しっかりと、風を読めていたら。
自分(たち)だけに、潮目の変化が見えていたら。
どの時代も、勝者は風を読んでいて、潮目が変わったことを知っていた(ように見えます)。
未来に起きるであろう、構造的な変化、その足音が聴こえていて、備えている。
歴史は繰り返すという学びも踏まえながら、目の前の「数歩先」に照準を当てている。
それをできる人のことを、運がいい人、とでも言うのでしょうか。
たとえば、事業計画一つとってみても、会社内部の数値分析ばかり、その比重が大きくなり過ぎている(情報量が相対的に多いから仕方ありませんが)ケースはとても多いです。
環境変化の内容と大きさが、どのように、どの程度、自社の在り方や戦略に影響を与え、また、その中で勝ち筋となる光明をどこに見出せるのか。
そもそも、それらの明確な視座と基本方針があってこその事業計画であり、数値の裏付けにことさら終始しただけの計画は、本来の機能を果たせません。そして、事業計画の見直しまでの時間軸も、非常に短くならざるを得ない。
ですから、少なくともやはり経営の当事者の視座でない限り、戦略性(意味性)を数字に与えることはできないし、事業計画の見直しも高い頻度で改修していくことも難しいです。
風は、どこからどこへ吹いているか。
潮目は、どこからどこで変わろうとしているか。
今年はもう少し、わかるようになるのでしょうか。
本日は、以上です。