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内転筋とハムストリングスはつながっている
ペコーリじっくり、おじぎ体操しました。
おじぎするだけの簡単な体操です。
おじぎ体操やってみました。
5回くらい。
いち、に、さん、し、ご回くらいです。
少な。
それで思いました。
これは高岡英夫さんの「リアスクワット」に似てますねぇ。
あと、野球のイチローさんが、高校生に指導してたという「股関節の柔らかくなるスクワット」です。
スクワットのやり方については実技を交え、「スクワットは難しい。股関節を割って、骨盤を開いて上半身を乗っける。(足は)小指で支えるくらい。上半身で稼働する。これがスクワット」と説明。選手にやらせた上で「膝をちょっと曲げる。ハムストリングスどう?」と声をかけた。
イチローさんの言うスクワットは、しゃがむ形じゃなくてほとんどおじぎする形だったため、
「スクワットじゃなくてルーマニアンデッドじゃん!イチロー筋トレわかってない!」と筋トレのひとに突っ込まれてました。
私は、正しいおじぎ体操とか、
正しいリアスクワットのやりかたとか、細かいことまったく知りません。
なので、これらの動作にあると思える共通点の一つを挙げます。
「腸腰筋とハムストリングスのつながりです」
腸腰筋は、筋膜ラインでいう、ディープフロントラインに属します。
ハムストリングスは、スーパーフィシャルバックラインです。
身体の内側と背面、2つの異なるラインを結ぶポイントが、
ディープフロントラインの内転筋の「大内転筋」にある、と私は考えます。
大内転筋は、筋性部と腱性部に分けられます。
腱性部は、ハムストリングスと似た特性をもちます。
ついてるところも大体同じ。
言ってみたら、大内転筋の腱性部はハムストリングスの一部です。
腸腰筋→内転筋→大内転筋→ハムストリングス
というつながりがあると考えられます。
アナトミートレインには載ってませんが。
したがって、おじぎ動作でハムストリングスを張るには、
お腹の中を張って、ハムストリングスとつなげたらいいわけです。
おじぎ体操で意識するのは、お腹の中です。
横隔膜とかです。
もし外側を意識してたら、
ハムストリングスに効かせよう!ハムストリングスを張ろう!
ってなって、背面、スーパーフィシャルバックアームラインを張ってしまいます。
必要以上に腰をグッと張って背中を使う感じ。
その場合の路線は、
ハムストリングス→お尻→腰→背中
そうでなくて、
ハムストリングス→(路線変更)→内転筋→骨盤底筋→腸腰筋→横隔膜
のように途中で路線変更します。
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そうすると、必要以上に腰をグッと張ることはないと思います。
これを表面的な形で説明しても、かえってわかりにくいかも。
腰の形をこうして、足はこう、いや、そうじゃない、みたいに。
もっと内部的な話で。
内的感覚を良い感じにしたら、身体の形も自然に決まってくるみたいな。
そして、もし、理屈の上でこれが正しかったとしても、
他に意識すべきポイントは?
いかに全体のバランスをよくする?
いかによけいな緊張を取る?
というような問題が残ってます。
インナーマッスルも「使えない使えない、使おう使おう」
と言って、意識し過ぎて緊張させると良くないですね。
ですので、これはあくまで、わりと浅い、部分的な観点に過ぎません。
ただこの観点すらなかったら、ハムストリングスに効かせようとして、
背面、スーパーフィシャルバックラインを伸長性収縮させちゃったりするかも?
まず初歩の段階としてそれを思いました。