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太極拳、深すぎた!
最近、太極拳について調べてます。
私は、太極拳のことまだよく知りません。
動画で太極拳の演舞みたいの見てみたら、よくわからなくて眠くなりました。
なので私の太極拳知識とは、断片的なものです。
太極拳では、背骨は意識しないそうです。
「意識したところが緊張する」から。
背骨が緊張しないように、あえて意識しないみたいです。
代わりに背骨の前の何もない空間、丹田を意識します。
丹田を動かしたら、結果的に背骨もついてきます。
それだけで「深い…」ってなります。
身体の使い方マニア(誰)は、目を血走らせて「背骨の一個一個を完璧に意識!」とかやってますから。
背骨を意識して気を通す、とかひたすらやってますから。
太極拳は、余裕でその先をいってきます。
何もない空間にこそ「気」は満ちてるんですね。
こんな話もありました。
太極拳の師匠が「まばたきを我慢してみろ」と弟子に言います。
その理由が、何だかわかりますか?
チッチッチッ…(シンキングタイム。)
正解は…
「まばたきを我慢するには、上丹田~中丹田~下丹田をつなげる必要があるから」です。
まばたきは上丹田、意識がコントロールすると思われてます。
でも、意識するほど、まばたきしちゃったりします。
ちゃんとコントロールするには、下丹田、下腹の力が必要だと言うのです。
やってみると、少しわかります。
だから、この話の意図は「腰(のジョイント)がちゃんとつながってるか」なんです。
深いです…ウットリ。
中丹田わき呼吸をやってたら、中丹田が使えるようになってきました。
そして気になったのは、仙骨です。
なんだこの仙骨は……
気が通ってない……
私は今まで何を……(°Д°)
そこで、太極拳は仙骨についてどう思ってるのか、調べてみました。
教えて太極拳!!
仙骨というか骨盤の話です。
骨盤は前傾させるべき??
それとも、後傾させるべき??
これはむつかしくて、私も迷ってたました。
太極拳に詳しいひといわく、
骨盤を前傾させると、股関節が自由になりよく動く。
しかし、お腹に「気」がたまらない。
丹田が使えない。
骨盤を後傾させると、お腹に「気」がたまる。
しかし、股関節が固まってしまう。
お尻もハムもうまく使えない。
なので、太極拳で、お腹に気をためるために、
「骨盤を後傾させよう。仙骨を入れよう」と指導するのは、本当は誤り。
股関節が使えなくなるから。
らしいです。
股関節が使えないというのは、運動だけじゃなくて、
股関節で流れがわだかまってしまうということですね。
太極拳的な正解は「骨盤を立てる」。
この「骨盤を立てる」というのがむつかしいです。
骨盤を前傾させたり、後傾させたりして、
中間のちょうど良いところで止めても「骨盤を立てる」ことにはならないそうです。
骨盤の前傾・後傾は「腰」が動いてるだけで「骨盤」が動いてるわけじゃないからです。
どうしたらいいんでしょうか?
骨盤を上下に分けます。
上の腸骨側は、骨盤の後傾。
後ろに傾けます。
下の坐骨側は、骨盤の前傾。
前に傾けます。
すると「骨盤が立つ」というのです!
そんなこと可能なのかと思います。
やってみたら、できました。
お腹に気はたまるのに、足は軽い。
不思議な感覚になります。
定着させるには練習が必要です。
深いですね、太極拳は。
何でも知ってる「ドラえもん」みたいです。