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肩甲骨と肩甲骨の間をゆるめるストレッチ

前に、人体力学の体操では肋骨をゆるめる「リンパ体操」が基本的で大事、と言いました。

他にも基本的で大事な体操がありました。

肋骨、肩甲骨、腰。

この三点のサビつきを取ることが大事、と人体力学ではゆってます。

今回注目するのは、肩甲骨の間をゆるめる「脊柱をゆるめる体操」です。


肩甲骨の間には上胸部三角点というポイントがあります。

身体中のサビつきは、やがてここに症状となって現れる、と言います。

呼吸器の弱まりから生まれた現代人の急所、三角点。ここがサビつくと呼吸器まわりの筋肉や骨などがこわばり、サビつきが連鎖して不調にいたります。また、呼吸の質が落ちて生命力が70%くらいに低下するケースもあり、これらが体の各所でサビつきを誘発させる大きな原因のひとつになってます。
しかし逆に考えれば、三角点さえケアすれば症状にいたる過程をシャットアウトできるということ。また、ここは腰とともに体を動かす軸となっています。三角点の機能を取り戻せれば、根本のサビつきにも刺激が届き、どんどん健康になっていくのです。
「人体力学」より

三角点をケアすると、どんどん健康になるらしいです。

すごいですね。

では三角点をほぐすには、どんな体操をしたらいいのか見てみます。


脊柱をゆるめる体操

「弱った体がよみがえる 人体力学」より

やりかた。

仰向けに寝てばんざいして背骨を伸ばす。

以上。

これ、「え、それだけ?何の意味あるの」と思ってスルーしてたんですよね。

でも、改めて、とても難しく、大事な体操であることがわかってきました。

ばんざいして伸びをするとなると、手先や足先を伸ばしたくなります。

しかし、脊柱をゆるめる体操では、背骨の一つ一つを意識して伸ばします。

頸椎7個、

胸椎12個、

腰椎5個、

仙骨、

これらを1個ずつ意識して伸ばしていきます。

それは、10秒では無理やろ☝💦

なので、最初はゆっっっくり時間をかけて、

背骨の一つ一つを意識していくのが良いと思います。

慣れたら10秒でパッとやってもOK、という感じです。

ばんざいすると、上胸部三角点を中心として、

胸椎だったり、肩甲骨まわりの筋肉にストレッチがかかります。

ばんざいして背骨の一つ一つを伸ばすことは、

ばんざいしないで伸ばすこととは、あきらかに違います。

でも、ばんざいすると、手先や足先を伸ばすことに注力しがちです。

そういうところに難しさがあるのかもしれません。


脊柱をゆるめる体操は、四つんばいになってやるバージョンもあります。

四つんばいでやるのは「上胸部三角点の体操」といいます。

やりかた↓

頭をもちあげて首を反らしたりして、より難しくなるので、

脊柱をゆるめる体操を最初にシッカリ覚えてからのほうが良いです。

上胸部三角点の体操について、人体力学の指導者は次のようにゆってます。

この体操はとにかく難しい。
そして非常にくたびれます。
今まで3人ほど指導いたしましたが、一度で覚えることができない人が大半です。
本気で覚える気がある方、自分でも身体を良くしよう身体を変えようとする気がある方には本気でお伝えいたします。
正確に決まれば額から汗が出て身体は良い方向に向かうはずです。
声が出にくい人が声の通りが良くなった方もいらっしゃるようです。
体力がある人は3回くらいできますが、そうでない人は1~2回までにとどめることです。
正確に決まればたくさんできないはずです。

https://ameblo.jp/daikoh-syuppin/entry-12535016888.html

そんなに難しいのか…って思います(°Д°)

はた目には四つんばいになってるようにしか見えないのに。

シンプル過ぎて何の意味あるのかわからない体操、って難しいですね。

複雑、高度な動作をする体操とは別の難しさです。

でもそういうところに運動の本質があるのかもしれません。

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