完全食2

これだけで栄養が摂れる!?次世代の食事「完全食」の3ブランドを比較してみた

  平成から令和へと時代が移り、人々の文化、その中でも食が新しい時代へと向かっていると感じる。その代表例が「完全食」だ。

と言うのも、最近とある完全食ユーザーの男性が「食事は大便を買うことだ!」と言ったり、何かと話題になる「完全食」。

近い将来更に普及して、日常に溶け込んでくる可能性がある完全食、今回はこれについての解説、また今はどんな完全食があるのかをご紹介します。


1.完全食とは?

一言で言えば「それを食べるだけで栄養が全て補える食事」のこと。

栄養素に過不足がない完全食と、過不足がある準完全食に別れるが、総称として完全食と呼ばれる。


2.日本における3つの完全食

完全食は海外でも流行しており、今は様々な種類の完全食が存在します。しかし、今回は日本で主流となっている3つの完全食をご紹介します。


2-1. COMP

寝食惜しんでもやりたい仕事や趣味がある人々の目的達成をサポートするために開発された、『厚生労働省 日本人の食事摂取基準』に 基づいて開発された日本初の完全栄養食。

・パウダー
・グミ
・ドリンク

の3形態があり、必要に応じた形でカロリー・栄養を摂ることができます。


・パウダー

【概要】
水や飲み物に溶かして飲むタイプ。コーンスープやコーヒー、ジュースなど、様々な飲み物に使用可能で、溶かしたドリンクを飲むだけで食事が完了する。

【使用方法】
1回当たり約150〜200gを溶かして飲む

【形態・料金】
・POWDER PACK
1袋約100gの使いきりサイズが1箱12袋入

¥5000(税込) 

・POWDER BAGS
1袋約1kgの大きなサイズのパック×2

¥7000(税込)


・グミ

【概要】
UHA味覚糖との共同開発により作られた世界初の完全バランス栄養食グミ。味はフルーツミックス風味で、他と違い咀嚼力が衰えづらいメリットがある。

【使用方法】
栄養が不足していると感じた時に食べる(毎食という訳では無い)

【形態・料金】
1箱10パック入り

¥5000(税込)


・ドリンク

【概要】
開けて注ぐだけで飲むことができる豆乳風味のドリンク。パウダーの既成版のようなイメージ。

【使用方法】
1食当たり700〜800mlを飲む。

【形態・料金】
1000ml×6本セット

¥7800(税込)


【栄養士目線のポイント】
"メリット"
・飲むだけで食事が完了するのでとにかく食事の時間が短く済み、時間を作れる
・食事の準備や後片付けがシェイカーくらいでほぼ不要

"デメリット"
・グミ以外は噛まなくて良いので、咀嚼力の低下、それによる病気が懸念
・継続を前提とすると味の変化、特に甘み以外に触れずらいので味覚の鈍化の可能性
・値段が高く毎食使える層が限られてくる(1食700円くらい)

"総論"
・とにかく時間を作りたい人や、食に全く関心がなく、食事を作業にしか感じない人には特にオススメ!
・COMPオンリーの食生活に変える場合はグミも食べて咀嚼力を低下しないようにするのが吉
・食に少しでも関心がある人にとっては精神的苦痛になる可能性があるのであまりオススメはできない

↓公式サイト


2-2. BASE FOOD

ベースフードは

・毎日食べなくてよい
・食べたいものを がまんしなくてよい
・手間をかけなくてよい

をモットーに、無理をせず食生活のベースを作ることを理想とした
・ヌードル
・パン

を主体とした、1食で1日に必要な栄養素の3分の1がとれる完全栄養食の主食となっています。


・ヌードル

【概要】
1日に必要な栄養素の1/3がすべてとれる麺。風味が強すぎたり等が無いので様々な料理にアレンジが可能で、パスタやつけ麺など、色々な麺料理に使うことができます。(最近ではラーメン屋さんの麺として使われたりもします)

様々な料理に使える=飽きが来ずらいのが良いポイントとなっています。

【形態・料金】
¥390/食(税込)


・パン

【概要】
1日に必要な栄養素の1/3がすべてとれるパン。丸パンタイプなので、そのまま食べたりジャム等を塗ったり、切ってガーリックトーストにしたりと応用が効きやすいです。

朝に麺は重いと感じる方や、出先で食べたい方はこちらの方が食べやすくなっています。

【形態・料金】
¥390/食(税込)


【栄養士目線のポイント】
"メリット"
・毎日の食事の麺とパンを置き換えるだけで栄養を補える
・2形態から選択できるので食のレパートリーが多い

"デメリット"
・毎食食べなくてもいい想定なので、ベースフードを抜いた場合は普通の食事で残りの栄養を補う必要があり、完全な食事に近づけたいのならその大体の栄養計算をする必要が出てくる

"総論"
・色々アレンジしたい時は麺、手軽に済ませたい時はパンのように、TPOと気分によって食事内容をアレンジできるのが1番の特徴。料理や食事を楽しみつつ健康に気を配りたいという方にはとてもオススメの完全食。

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2-3.  All-in PASTA

「現代人に不足しがちな、ビタミン、ミネラル、食物繊維を1食のパスタで補う」

をモットーに、あの日清が作った完全食のパスタ。「栄養ホールドプレス製法」という、麺の内側に栄養素を練り込み、茹でた時に栄養が流れづらくしている特徴があります。

【概要】
こちらも1食で1日に必要な栄養素の推奨量・目安量の1/3量を補え、同じようなベースヌードルとの差別化ポイントとしては長期保存となっています。

こちらは「賞味期限は製造日より8ヶ月」と長期保存が可能なので、ストックして置くことができます。

また、パスタとソースが一緒の容器に入って、お湯をかけるだけで食べられる既成型のもあるので、長期保存と相まって災害時の備蓄としても利用できます。

【形態・料金】
・麺のみ
¥400/食(税別)

・パスタとソースの既成品
¥600/食(税別)


【栄養士目線のポイント】同類のベースヌードルと比べて
"メリット"
・ベースヌードルの賞味期限が1ヶ月なのに対して、オールインパスタは賞味期限が8ヶ月と8倍長持ちするので、普段の食事としては勿論、完全栄養の面を生かして備蓄の食事としても使える

"デメリット"
・ベースヌードルと比べて税金込みで若干高い
・パスタのみの形態なので、調理方法を変えてもいずれ飽きが来る可能性が高い

"総論"
ベースヌードルとオールインパスタ、正直栄養面でもあまり大きな差がないので、賞味期限が長いという面ではオールインパスタの方がいいと思う。飽きないようにベースブレッドとかも食事に組み込めたら尚良し。

ただ、どちらも若干味が違い、それぞれ好みもあると思うので、両方食べてみて美味しかった方を継続して食べればいいと思います。


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3.全体のポジショニングマップとまとめ

今まで3種、6形態の紹介をしましたが、図で表すとこのようになります。

画像1

この中で個人的にオススメなのは
・ベースヌードル、ブレッド
・オールインパスタ
ですね。COMPは値段的にもちょっと敷居高いので、まずは手頃な上記で完全食デビューしてみるのがベストだと思います!

今後増えていくであろう完全食、毎日の食で栄養面に不安がある方や食事が億劫だと感じる方は、是非1度お試しあれ!


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小松直生@ikuzeee
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