子ども_食事

子どもの苦手な野菜トップ3を子どもが克服できる簡単なテクニックとは?


皆さんは子供の時に食べられなかった野菜はありますか?

筆者は子供の頃メロンパン以外口にしないという物凄い偏食だったので、もちろん野菜なんて全般食べれませんでした。

そんな過去があったので、子どもがその野菜の何が美味しくなくて苦手なのかが何となく分かります。自分がそうでしたからね。

ですがそれは調理の仕方や食べ方が良くなかったり、子どもに多い食わず嫌いってだけで、実際美味しいく食べれると

「なんだ〇〇って美味しいじゃん!」

と苦手意識が無くなり、食べれるようになるのは子どもあるあるです。
(筆者はナスが苦手でしたけど凄く美味しいナスの煮浸しを食べてからナス食べれるようになりました...)

ということで子どもの野菜嫌いを無くす為には「1度でも美味しいと感じてもらうこと」が重要です。1度でも嫌いな野菜を美味しく食べれた経験があれば苦手克服に大切な自信に繋がるからです。例えそれがその野菜の良さを殺すことになっても…。

という訳で、今回は子どもが特に苦手な野菜トップ3を子どもに美味しく食べてもらう為のテクニックをご紹介します!


第3位 春菊

苦手な子の率:27.2%

苦手な理由としては苦味と独特の香り。

まず苦味を抑えるポイントは3つ!

1.茎と葉を分ける
2.葉は加熱し過ぎない
3.甘味と旨味を使う

1の解説:
春菊の苦味は茎にはほとんど含まれていません。葉由来の苦味のため、最初に分けておくと使い勝手が良いです。

2の解説:
春菊の苦味は加熱をすると苦味が増します。約10秒後には苦味が増えてしまうので、茹でる際はサッと茹でるのがオススメです。
また、茎の方は固く茹で時間が違ってくるので、一緒に茹でる際は注意!

3の解説
苦味全般に言えますが、調理の過程で旨味や砂糖を添加することで苦味を抑えられます(コーヒーに砂糖入れるのと同じ原理)。その為、味付けに甘味(砂糖等)や旨味(うま味調味料等)を加えるのがオススメです。

香りについては、春菊はマイルドな味付けにすると食べやすくなります。なので、同じように香りが強くて油を含みマイルドなゴマやピーナッツなどと合わせることで相対的に香りを抑えることができます。

以上より、春菊が苦手な子どもにオススメしたい食べ方は

「(適切な処理をした)春菊のゴマダレかけ」です。

最大限苦味と香りを抑えた調理方法です。見た目的にも春菊ってぱっと見じゃ分からないので、他の野菜と一緒に調理してさりげなく出してあげましょう。


第2位 セロリ

苦手な子の率:30.2%

苦手な理由としては何と言ってもその強い香り。大人でもこの香り苦手な方多いですよね。筆者もその1人です。

この香りを抑えるポイントは4つ!

1.湯に通す
2.冷凍する
3.牛乳と料理する
4.スパイスで料理する

1の解説:
サッと茹でるだけでも香りは軽減します。下茹でついでに茹でると一石二鳥です。

2の解説:
凍らせることでも香りを抑えることが可能です。下茹でしたものを冷凍保存すれば香りを抑えつつ長期保存ができるのでこちらも一石二鳥です。

3の解説
牛乳には香りを吸着する効果があるので、セロリの香りも軽減できます。細かく刻んでミルクベースのスープ等で調理すれば上手く香りを軽減できます。

4の解説
スパイスはご存知の通り香りが非常に強いので、セロリの香りをかき消してくれます。また、スパイスを使う料理は味も濃くなりやすいので、セロリの味も苦手という方にはオススメです。

以上より、セロリが苦手な子どもにオススメしたい食べ方は

「(適切な処理をした)千切りセロリ入りのカレー」です。

スパイスでセロリの香りを軽減し、子どもが大好きなカレーと合わせることで、かなり食べやすくなってます。

食べ終わった後に「実はセロリ入ってたんだよ?よく食べれたね!」と褒めてあげると子どもの自信に繋がるので尚良しです。


1位 ゴーヤ

苦手な子の率:35.1%

子どもの3人に1人以上は苦手という子どもが苦手な野菜の王様。

苦手な理由としては想像の通りその苦味。筆者も苦いのが苦手なのでこの苦味は苦手です...。

この苦味を抑えるポイントとしては4つ!

1.塩と砂糖をまぶして軽く揉む
2.極力薄く切る
3.油と合わせる
4.甘味と旨味を使う

1の解説
塩と砂糖には水分を抜く効果があり、苦味成分を水分と一緒に抜いてくれる効果があります。
ゴーヤ1本に対して塩小さじ半、砂糖小さじ2くらいをスライスしたゴーヤにすり込み10〜20分置き、出た水分を洗い流せばOKです。

2の解説
薄ければ薄いほど1で水分(苦味成分)を抜きやすくなるので、なるべく多く抜けるように出来るだけ薄く切ってあげましょう。

3の解説
ゴーヤの苦味成分の一部は油に溶け出す性質があり、またマヨネーズやごま油を使うことでゴーヤを油の膜でコーティングすることにより苦味を感じにくくすることができます。

4の解説
3位の春菊と同様なので省略しますが、苦味は甘味と旨味で抑えることができるので効果的です。


以上より、ゴーヤが苦手な子どもにオススメしたい食べ方は

「(適切な処理をした)ゴーヤチャンプルー」です。

王道ですが、油で炒めて作るしマヨネーズとも相性が良い・肉や鰹節といった旨味があって甘めの味付けでも違和感がない、といったようにポイントを抑える上ではかなり適した料理

ゴーヤが薄い分食べ応えが少なくなっているので、豆腐を大きめに切るなどして別のところでボリューム感を出すと良いでしょう。


まとめ


どうでしょう、皆さんは子どもの頃春菊・セロリ・ゴーヤは好きでしたか?

筆者は最初記述した通り野菜全般ダメでしたが、調理法やポイントを抑えるだけで苦味や酸味など、苦手な味がかなり軽減されて食べやすかったのが強く印象として残ってます。

また、その時食べることができたという経験は、筆者自身とても自信になり、1度食べれたら次食べるときはあまり抵抗がなかったです。

今回のように野菜の良さを殺してでも「食べれた!」という経験はその子の自信になるはずです。

そして、もし親御さんがこの記事を見ていたら、子どもが苦手なものを食べることができたら思いっきり褒めてあげてください

「他の子は食べれているんだし別に…」と思うかもしれませんが、人の舌・好みは十人十色です。特に子どもの頃は舌が敏感なので苦味などを強く感じ、どうしても苦手で食べれないという子は少なくないです。

もしそこで子どもを誉めてあげれば「自分が食べれたという自信」プラス「親に喜んでもらえた」という2つの喜びでより食べるのが好きになるとお思います。

皆さんの食卓が、子ども達の食育が少しでも華やかになるお手伝いがこの記事を通じてできたら幸いです。


参考
マイナビニュース 子どもの好きな野菜・嫌いな野菜ランキングhttps://news.mynavi.jp/article/20170809-a253/


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小松直生@ikuzeee
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