居場所が隅っこすぎるからこそ
人それぞれお気に入りの場所ってきっとある。
意識的にでも無意識でも。
それが、ちょっとした小道であったり、お店であったり、景色であったり、家のどこかであったり、どこかの公園だったり。
ちなみに、私が子供の頃一番お気に入りだった場所は、家の自分の机の椅子を引いて下に出来たスペース狭い空間に潜り込み、体育座りをしてのんびりすることでした。
いろんな理由はあると思うけれど、今あえて言語化してみると、自分だけの場所が欲しかったから。
そこは自分の中で、誰も入ってこられない(物理的にも実際に無理だし)プライベートエリアだったと決めていたのかもしれません。
そして、中学生になると押し入れが一番お気に入りの場所となりました。
押し入れの上の段にあまりものを入れず、お気に入りのアイテムをいくつかだけ持ち込み、座ったり寝転んだりする為に快適なようにクッションや敷物をしいて、そこで本を読んだりくつろいだりしていました。
結局、狭い場所と隅っこが好きなのでしょう。
なのでしょう……。
と、人ごとのように言うのは「わーっと空が広い場所に行きたい」とか「海の沖まで行ってまわりにだーれもいない場所でプカプカ浮かびたい」とかも時々思うもので、海外に行った時は海でそれは実行するし、息が詰まった感覚があると、ふと近所の公園や神社へ散歩したりもします。
なので、始終狭い場所や隅っこにいたいわけではなく、お気に入りの “拠点” つまり、帰る場所が単に「隅っこで狭い場所」ということ。
ただ、それを人から強要されたり、閉じ込められたりするのはもちろん嫌だし、だから自分の意思で快適だと感じる狭い場所にいるのが好き。
広いカフェでのんびりとか、隣の席に人がいる状況でのんびりとか、人の出入りがある場所や慣れない場所で仕事をコツコツするとかっていうのは性に合わない。
こんな話をこうして人からされると
「さて、自分はどんな場所が好きだろうか」
と考えてみたりする方もいらっしゃるかもしれません。
もし良かったら、私のSNSのDMなどで教えてくださいね。
きっと人それぞれすぎるのだろうなあと、そっと興味があります。
例えば、ディズニーランド! 富士山! インド!
とかそういう大掛かりなことじゃなくて、日常の中のちょっと好きな居場所。
そのちょっとした場所のおかげで、生きていく力が丁寧に蓄積してくれたり、落ち着いたり、元気になれる場所。
そんなことについて、今回は綴りたいと思います。
それでは、スタート!
↓ つづき
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