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ここだけでしか書かない内緒話<月3〜4回配信/文字数で変動>

★月3〜4回の配信予定/文字数で変動★ 作家のお仕事、それまでの日々、テレビ出演、アイドルプロデュース、仕事の裏話、過去のこと、今のこと、人生についてなどなど、思っていたけど言え…
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#悩み

あれから1年ちょっと。少しずつ戻ってきた自分

あれから1年ちょっと経ちました。 この世界で一番大切だった愛娘であるプリフワのかわいい猫が、かっこよく美しいまま旅立って、無限の世界にお出かけしたっきり、その存在はこの世にキレイに溶けてしまって、途方に暮れた日から一年ちょっと。 あの日、彼女はこの世界に溶ける形で生まれ直し、私は、その彼女が溶けた世界でゼロから生き直すことになりました。 もちろんこれまでの自分というのは存在するのだけれど、もう置いていかなければいけない部分、つれていけない自分のあらゆる部分がくっきりとし

居場所が隅っこすぎるからこそ

人それぞれお気に入りの場所ってきっとある。 意識的にでも無意識でも。 それが、ちょっとした小道であったり、お店であったり、景色であったり、家のどこかであったり、どこかの公園だったり。 ちなみに、私が子供の頃一番お気に入りだった場所は、家の自分の机の椅子を引いて下に出来たスペース狭い空間に潜り込み、体育座りをしてのんびりすることでした。 いろんな理由はあると思うけれど、今あえて言語化してみると、自分だけの場所が欲しかったから。 そこは自分の中で、誰も入ってこられない(

だいたいの悲しさの理由

物心ついたころからおそらく誰にでも常につきまとう、人間の心にいる 「悲しさ」 って、いったいなんだろうなあと折に触れた時や、そうでない時も考えたりします。 空を見上げて、なんと気持ちがいいことだろう……と思うその後ろにもいつも透き通った悲しさがそこにある気がするし、それは嫌ではないことで、でもなんともキュウっとするみたいなね。 悲しさはいろんなシーンで色を変えていろいろ登場すると思うのですが “そうだすべての悲しさの理由はだいたいこれだ” という出来事のひとつの原

最新! 過去を変える方法

あれをすればよかった、なんであんなことしたんだろう、もっとこうするべきだった、なんであんなことされたんだ、あーあ、こうしたかったなあ。 そんなことを思うことがあるけれど、よく 「過去は変わらないから、今さら考えてもしかたない」 と聞きます。 理想はわかる!  わかっているけど、わかっちゃいるから、そういうアドバイスが世の中に鉄板としてあるんだなあとも理解。 とはいえ、考えるだろう。 過去のこと。 「思い出」という言葉はいい意味で使われて、未来への活力や栄養みた

塾の先生にされたこと

◆ 言えなかったこと思うんです。 人生って、理不尽なことや腹立たしいことがあったり、未熟な時期だと自分がひどいことをされているかどうかも一瞬わからないようなびっくりで嫌な出来事が起こることがある。 そういうことがまったく起こらない人って、いないんじゃないのかなあ。 大なり小なりそれぞれいろいろあるのだろうと想像します。 この「嫌なことがあった」とか「ひどいことがあった」とか「理不尽なことがあった」というような時、誰かに言いたくなることがある。 そういう時って、だいた

小倉さんの消えた地球儀

『とくダネ!』生放送の合間に、小倉さんとちょっとしたお話をすることがある。 なんでもない日頃の話とか、好きなアーティストの話とか、子供の頃の話とか色々。 その中で、このお話はとくに好きで、時々思い出したりもするので、エッセイに書いてもいいですかと訊いたら、 「ぜんぜんいいよー。でも、へぇ、そんな話が好きなの」 と、優しいお顔で少しキョトンとされていました。 確かに、驚いて声も出ないほどの事件でも、号泣するようなことでも、大爆笑する出来事でもないんです。 けれど、そ

私の相方

けっしてネガティブな意味じゃなくて、ただの真実なのですが…… 歳を重ねるということは「選択する」ことが減るということ。 「年齢は関係ない」 というかっこいい言葉があるけれど、実際は違う。 もちろん、いくつになっても好きなことをすればいいし、自分で制限をかけなければできることもあるのは確か。 でも、 こんな人生を歩んでみたいなあ、 いやあれもいいかなあ、 これは嫌だなあ、 ああやってダメだったらこれにしようか、 みたいに選び放題ではない。 たとえば、食べるものひ