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二冊読めば元が取れるKindle Unlimited


書くことをやってみようと思ってから
あまり読んでこなかった本そのものを、改めて読んでみようとしている。

読んでみると言いつつ、漫画や雑誌でも消化してしまっているが
Kindle Unlimited月額980円、漫画一冊5、600円するのだから
月に二冊も読めば、本を買うよりは安いし、良い刺激になればと思っている。

人に勧める説明というより、自分の記録用になってしまったが
もしもご興味が湧いた方が居たならKindleで、どうぞー。

(Kindle Unlimitedの掲載期限があるかもしれないので悪しからず)


①きみにかわれるまえに

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ひとり身の孤独死と予備軍の将来性をテーマにした、「ひとりでしにたい」が、第24回文化庁メディア……優秀賞を受賞したそうで。
「アンモラル・カスタマイズZ」でも何か賞を取っていた気がする。

「ブスの本懐」では自虐と毒舌で、ひたすら笑うしかない内容だったが、
いつの間にかエッセイ・コラム等の随筆が増えて、社会派な内容を多く扱うようになった。

ナンシー関が生きていたら体育館裏に呼び出されそうな、
とにかく毒とキレ具合に精練さが増して、既に大物の貫禄があると思うのに
売れていないと言うのは謙遜なのだろうか。

余談だけど、宇多田ヒカルを海外の人に分かるように例えたら誰になるか?
という話を同居人と話していて、
「シンディーローパーじゃね?」と言ったら喜んでくれた。


で、この本では、ペットを人間の都合で飼うという、動物にデカい感情がある人間なら心臓にくる内容で
じわじわとした嫌な話が大筋の内容だが、ほっこりする部分もあるオムニバス漫画になっている。

カレー沢薫が描いているのは、昨今のこんな話にしても、もう一つ掘り下げたところを突いていて
可愛らしい簡素な絵が余計に、現実のヌルさとエグさを想像させ、強調させてくる加減が、ああってなる。


②厚岸のおかず

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Number Girl、Zazenboysでお馴染みの、向井秀徳が執筆したショートストーリー集。
こんな本を出していたのだなと思って読んでみた。読んでよかった。

「俺は対象年齢18歳以上のゲームしかしない」
というだけあって、バイオレンス、突拍子もない設定、唐突な横文字具合といった向井秀徳節がさすが、ロックのカリスマがショートショートを書くとこうなるのかと勉強になった。


「厚岸のおかず」とタイトルにもなっている短編を読んでいて、
自分がやろうとしたことは、やはり誰かが先にやっているものだなと。

創作をやるとして、無意識に模倣をやることが怖いと思っているが、
やった後で既にこういうものがあると思うと、自分もこの人の傘下に過ぎなかったのだなと、逆に安心する。

読みやすいので、もしもこんなライトノベルがあるのなら永遠に読んでいたい。
「シャーク鮫川」という話のオチが好き。


最後に

書くのに4、5日位かかってしまった。これはレビューでいいのだろうか。
でも練習になるので、毎月こんなんも書いて行けたらと思っている。

もっと昔読めなかった難しそうな本とか勝負しようと数ページ読んだけれど、すぐ意識が飛んで全然違うことを考えてしまう癖がある。
精進します。


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