サラリーマンが語る株式投資のススメ
おはようございます。
お金のためだけに働かない「令和型サラリーマン」の
小林依久乃(こばやしいくの)です。
世のサラリーマンたちが裕福になるために、副業や投資の方法や、それ以前に備えておくべきマインドをお伝えし、副業禁止や転職の壁を打ち破りお金持ちになれるよう、私がこれまでに培ってきた副業や投資についてのスキルやマインドを情報発信しています。
私は毎年、株式投資で5~10%の利益確定をしております。
含み益も含めるとそれ以上です。
今日は、私が株式投資をする理由についてお話しします。
1.株式投資をするメリット
「投資」と名の付くものは数多ありますが、私は不動産賃貸業(いわゆる家賃収入)と株式投資のみで、専ら株式投資に注力しています。
投資信託は銀行員とのお付き合いのために数万円だけ持っていますが、基本、やりません。
では、なぜ、私が株式投資をメインに行っているのか、メリットは次の通りです。
2.「株を買う」ということはどういうこと?
株式投資のイメージが湧かない方には、私はこのような説明をしています。
よく、「株式投資=ギャンブル」と捉えている方がいますが、おそらく株価が秒単位で動く売買のことだけにフォーカスしているのだと思います。
株の本来の意味は、「その会社に出資することで、条件の株数(100株の会社が多い)以上を出資することによりオーナーとして配当金や株主優待などの"還元を受ける権利"や、株主総会における"議決権"を保有します。
その代わり、その会社が債務超過の経営破綻に陥って株主責任を問われたり、不祥事を起こしたりした時は、上場廃止に追い込まれて株価がゼロになることも稀にあります。
その「権利」を譲渡する行為が、株の売却で、買い手が現れて初めて売買が成立し、その時の売買価格が「その時の株価」として証券取引所の電子掲示板に表示されます。
市場では、海外も含めて相当な数の売買が成立していますので、株価の変動が秒単位になり、それがギャンブルに見えるのかもしれません。
本来は、株を買うということは、その会社に出資して応援することなのです。
とは言いましても、株を買うからには、当然、利益が欲しいですよね。
ご存じだと思いますが、株で利益を取る方法は「売買益」「配当益」「株主優待」の3つです。
「売買益」を得たければ、その株を安く買って高く売ることが原則です。
「配当益」を得たければ、配当金を出してくれる会社の株を買うことが原則です。
「株主優待」を得たければ、株主優待を用意してくれる会社の株を買うことが原則です。
この3つの中で、もっとも難しいのが「売買益」を得ることです。
難しいからこそ、巷では、株式投資を教えるセミナーや情報商材が蔓延しているのです。
3.株式投資の成功体験
これまでに、私が体験した株式投資の成功体験を幾つかお伝えします。
まず、売買益の成功体験から2パターン。
1つは、当時、誰もが見向きしないが財務状況がとてもよく、流行り廃りの影響を受けない業種の中小企業の株を購入して放置していたら、株価が数倍になりました。
最初から狙ったわけではなく、20%くらいの利益を目標として買ったので、驚きました。
もう1つは、MBOという、良い意味での上場廃止に伴う値上がりです。
MBOとは、経営陣がガバナンスを得るための買収策のことで、たいてい、経営陣が私たち株主から高値で株を買い取って、(ガバナンスを得るために)株式を非公開(上場廃止)にします。
2銘柄経験したのですが、どちらも突然、株価が大幅に値上がりし、ニュースを検索したら、MBOでした。
次に、配当益の成功体験から。
高配当銘柄で簡単に潰れない大きな会社の株を買ったら、いったんコロナで配当も株価も半減したが、株価が低いことを活かして他の株を売却した資金でちょくちょく買い足して株数を増やしたら、いつの間にか株価が購入時よりも上がり、配当ももう少しで元に戻るところまで来ました。
株価が低い位置で株数を増やしておりますので、損益分岐点も下がって含み益になりましたし、配当率も高く毎年受け取る配当額が買い始めたころの4倍になりました。
売ってもよし、持っていてもよし、の超優良株です。
しかも、驚くなかれ、この経験は2銘柄ありました。
4.株式投資で青ざめた失敗体験
もちろん、成功体験ばかりではありません。
失敗もたくさんしています。
教訓に繋がる代表的な失敗を2つ紹介します。
1つ目は、株価の暴落です。
株で成功している知人に「これから伸びる会社だよ」と紹介されて、自分でもいいなあと思って購入しました。
すぐに上がって「やはりこの会社は凄い」と思っていたら、数か月後、粉飾決算の疑いで暴落。
粉飾が疑われるくらいですから、経営が健全なわけがありません。
勢いが独り歩きしている表面ばかり見ていて現実に気づかず、逃げ遅れてしまいました(売り時を逃してしまいました)。
2つ目は、株主優待の廃止です。
当時、頻繁に利用するお店のため、株主優待目的で株を買いました。
その会社の店舗で株主優待券を使うことにより、経済効果はかなりあったのですが、ある日突然、帰宅して株価をみたら暴落しており、ニュースを検索したら、優待改悪の発表があったとのことでした。
株価は下がるし、株主優待の経済効果は下がるし、がっかりな出来事でした。
5.自他の失敗から得た教訓
私自身の失敗だけでなく、周囲の方から聞いた失敗体験から得た教訓は次の通りです。
●「人から勧められた」という理由だけで株を買わない。
買いたくなったら、いったん心をニュートラルにして、いつもの銘柄探しの手順を踏んで買うかどうかを決める。
●株主優待や配当金を目的として買う場合、株主優待の価値や配当額を把握し、いくらまで下落して耐え得るかを決めてから買う。
この2つを守るだけで、かなり失敗は防げます。
6.多くの方がNISAを上手く使いこなせていない事実
2024年から「新NISA」が始まりました。
そのおかげで、1月の日経平均株価は上昇です。
しかし、投資顧問会社に勤めている知人からの情報によると、残念なNISAの使い方をしている人が多いとのことでした。
NISA口座で買う株の銘柄に、安定の大型株が多く入っているそうなのです。
私は「え?」と驚きました。
NISAのメリットとデメリットは次の通りです。
利益に対して非課税なのですから、配当益でもよいですが、売買益の方が効果は大きいです。
配当金による利益率は、せいぜい5%でしょう。
売買益による利益率は、仮に株価が倍になれば100%です。
税率20.315%が免除されるわけですから、仮にこの条件で同じ100万円を投資したのであれば、配当益の場合の税制効果は約1万円、売買益の場合は約20万円です。
もちろん、損益通算ができないわけですから、下がる株を買わないようにし、これから上がるであろう銘柄の株を買うようにしましょう。
安定の大型株といえば、潰れそうにない代わりに、大きな変動も起きにくい株なわけですよ。
これだと、メリットを享受しにくいですし、デメリットを回避しにくいのです。
非常にもったいない使い方をしていますね。
7.株式投資をしない方が良い人
残念ながら、株式投資をしない方が良い人も存在します。
A)の人は、一攫千金を狙おうとして、経験が浅い段階で信用取引(資金を借りて買う or 株を借りて売る)に手を出したり、株価が下がる度に買い足して資金が底を突いたり、と変なことをします。
損をすると躍起になって取り返そうとする行為は、まさにギャンブルに陥る人のパターン。
私の株の受講生で、私の助言を聞かずに躍起になった人は、やけどをしています。
こういう人は「時間を味方につけること」ができない人です。
投資は、時間を味方につけてこそ勝つのです。
もしかしたら、株のみならず、投資そのものに向いていないかもしれません。
B)の人は、元本割れを過度に恐れるため、仮に資金が潤沢でも、なかなか株が買えずに時間だけが過ぎます。
投資は上がり下がりがあるからこそ利益が出るのですが、それが受け入れられない限りは、株式投資に向いていません。
そもそも株式投資を始められないでしょう。
金利が高い時代なら預金だけで充分でしたが、低金利の時代でインフレなら逆に預金の方が元本割れなので、考えを徐々に変えた方が良いと思います。
C)の人は、説明するまでもないでしょう。
投資をする上で最も重要なのは「自分でしっかり考えて自己責任で行うこと」です。
ですから、依存心は投資の敵です。
残念ながら、現時点で、多くの方が投資において「思考停止状態」ゆえ、巷の情報に振り回され、いつになっても裕福になれません。
私の株の受講生で、銘柄を探すことも含めて株式投資を教えているにもかかわらず何一つ吸収せず、「上がる銘柄を教えてください」と平気で質問してしまう人がいましたが、こういう人は投資をする資格がありません。
しかも、依存心が強い人に限って、自分が上手くいかないと人のせいにするようで、同じく株のセミナーをしている知人は、そういう受講生を多く抱えて困っていました。
あなたは、AからCのどれかに該当していますか?
もし、株式投資で成功したいと思っているのに、どれかに該当しているようでしたら、ぜひ、マインドを徐々に変えていきましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。
お役に立てると幸いです。
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