「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」の日
任地87日目。金曜日。
協力隊として現地にいると良くこの言葉が頭の中をぶーって回る。笑
現場、現場、現場に、行きたいいいいぃぃ。
協力隊員の調査系の職種の多くの人の悩みは、現場に行きたいのに行けないことだろう。
いけない理由はそれぞれ。同僚が非協力的。時間がない。車がない。だれもついてきてくれない。ひとりは危ない。知り合いもいない。
そう、協力隊として現地で生活していても、実際に現場に行くとなるとなかなか難しいところもあるのだ。そして私の任地も例外ではない。
ただなぜか今日は
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」
と自分を奮い立たせ、いつもよりはアクティブに行動することができた。
其の一
この町の学校のリストが欲しい!
と前に上司に言ったときにAさんからもらえると思う。
と回答が来ていたので
Aさんを訪ねて町の別のオフィスに。
Aさんは今日は終日いませんでした。
其の二
気を取り直して
B村に行きたい!B村の伝統的な服作っている女性に会いたい!
と前に上司に言ったときにB村のCさんが知っていると思う。
と回答が来ていたので
Cさんに会うべくDさんに三輪バイクを出してもらうことに。
B村にいってCさんに会ってなんとか伝統的な服を作っている女性とアポイントがとれました。
其の三
そのあとはB村を散策。B村は、私の町の一部の集落なのですが、比較的貧困層が多いと言われています。B村、実際どんなところか歩いたこともなかったので、一人でしたがぶらぶら歩いていました。
感じるのは人よりも家畜の気配。馬、ロバ、ぶた、ひつじ、ヤギ、にわとり、七面鳥、そして犬。
其の四
写真をとったりきょろきょろして歩いているととある女性にばったり。役場のある町からデング熱などの蚊の幼虫の検査に来ているとのことで同行させてもらうことに。
彼女と同行していたら人の家にもお邪魔させてもらえるしちょっと様子を知れるかなって。
彼女は各家庭の水(断水のあるエリアなので腰くらいの高さのバケツに水を汲んで溜めてあるのです)をチェック。たまに蚊の幼虫が湧いている水があるのでそれに蚊を殺す薬を撒くのでした。(蚊が卵を産んでいて幼虫もたくさんいて薬を撒いたその水を生活用水として使うのはどうなのか?と思うのですが、、。)
其の五
彼女とは数軒同行させてもらってその次はとある生産組合の工場へ。このB村にあるのです。
この生産組合には4年前にコミュニティ開発の隊員の方がいた場所。
私の要請は、正直ペルーでとても孤立しています。どこの要請ともリンクしていないし、前に大きい開発があったわけでもないし、周囲の州でコミュニティ開発隊員はゼロ。何のために派遣されたのかを最初の一か月探っていました。
4年前にあったこの生産組合の要請が私の要請の祖先なのですが、私の活動のヒントもたくさんあるんじゃないかとこの生産組合にも足を運んでみたかったのです。
生産組合の工場も見せてもらいたかったけれど断水中で空いておらず。おじさんと少し話をしてそこでお買い物をして帰ってきました。
今日というなぜか奮い立たされた日
さて、正直なんの調査をしたかといわれるとたいして何もしていないのですが、今日は「現場で起きているんだ!!」に奮い立たされて、つてもなく行ってきました。
来週はB村の伝統的な服を作る女性にあったりAさんにこの町の学校リストをもらうところからスタート。
どんな一歩が先々で意味を成してくるかなんてわからないけれど、今は今できることを少しずつでもやっていこうと思います。
それでは。
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