赤ワインで乾杯しよう
任地127日目。日曜日。
今日は朝心地いい目覚めをして同僚宅で朝食をごちそうになった。
同僚宅はなぜかとっても居心地が良い。家族の関係が良いのと、私への距離感が良いのと、私のために両親が各子供のベッドに移動して両親のベッドを譲ってくれるのだが、その部屋が別に普通の部屋なのになぜか居心地がいいのだ。
だから最初は夜遅くなっちゃってとか、次の日朝早くてとかで本当に勝手ながらお邪魔することがあったけれど、最近は普通に同僚や家族と会いたいし、あのお家でご飯をいただいてゆっくりしたいなって思うから結構計画的にお世話になりがち。ありがたい。
朝起きたら州都に住む後輩隊員(昨日の記事のアミーゴ)からメッセージが入ってギターを買いに行くことに。なんと今日中にギターをゲット!うれしすぎる。
その後ギターのコードを少し教えてもらってその周辺に住む隊員と一緒にご飯を食べに行ってきた。
お店は以前から気になっていたウルグアイ料理のお店。ウルグアイ料理といってもバーベキュー料理なので、つまりお肉である。
これがとってもおいしい。。!!
そしてなんとお肉のおともに赤ワインをチョイス!最高すぎる!!!
気取っているわけではないが、私はマリアージュがすごく好きだ。
ワインと料理もそうだが、
ハンバーガーにはコーラ。
和菓子にはお茶。
ウイスキーにはチョコレート。
手羽先にはビール。
ケーキには紅茶。
お肉には赤ワイン。
これは完全に私の好みだけれど、そうやって料理に合わせる飲み物とその相性こだわるのが好きなのだ。
将来は飲み物屋さんを開こうかなというくらい飲み物が大好きで、コーヒーも、お茶も、お酒も、ジュースも大好きなのだ。
だから例えば気分じゃない料理屋さんに行っても、その料理に合わせる飲み物が最高だと急に元気になる。それ!めちゃいいね!!!最高!!!みたいになる。
お肉は好きだけれど、そんながっつりは食べない。まあまあ適度に、が好き。
だから今回もあ~~楽しみだな!くらいのテンションだった。
でもそこで赤ワイン飲もうか!ってなった瞬間に、
幸せすぎて涙がでそうだった(こらえた)。
きゃーーーーこんなおいしいお肉においしい赤ワイン!最高すぎる!!!素敵すぎる!!!!!
いろんなお酒が好きだけれど、ワインはちょっとセクシーだと思う。(ワイン自体がセクシーという意味)
だからワインを飲もうとなると少し背筋が伸びる。ワインのおいしいお店に行くなら見格好を整えたいし、テーブルマナーも気を付けたい。それくらいワインを崇拝している。(もちろんほかのお酒はほかのお酒で違った着眼点がある)
5か月ぶりにお店でおいしいワインをお肉と一緒にいただいたとき、私の細胞という細胞がすごく元気になった。
自分の好きなもの、好きな食べ物、好きな雰囲気、好きな組み合わせ、好きなタイミング、好きな光景、好きな味。
そうやって好きなものに触れたり日本で大切にしていた価値観を思い出した時、自分を改めて思い出した気がした。
ああ、こういうの好きだったな―って。そういう「好き」という感情、任地に来て任地の生活に馴染もうと思うばっかりに忘れかけていたなって。
そしてそうやって自分が今まで大切にしてきた価値観を思い出すと少しだけ活動に対してクリアになったりする瞬間があった。
放っておくと、今を生きる自分と未来をどうするかが重要視されてしまうけれど、今まではどういう価値観でなにに幸せを感じて生きてきたのか、今後もたまにそうやって自分自身を思い出すきっかけはあってもいいかなって思う。
だからたまに赤ワインで乾杯しよう。
自分をハッピーにして自分の軸を再認識するために。