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どうして日本は、こんなにうつ病を生んでしまうのだろう
任地179日目。日曜日。
今日はペルーの生活とは直接関係ない話。
どうして日本は、こんなにうつ病を生んでしまうのだろう。
いや、昔から実はたくさんいたのだろうか。
実は日本だけでなく海外にもたくさんいるけれど、私が知らないだけなのだろうか。
私の周りには、精神的な病気を抱えた人が少なからずいる。
多くが仕事が一つの要因でなることが多いみたいだ。日本の労働環境が問題なのは言うまでもないのかもしれない。
私は、仲いい友人や仕事で関わる知り合いに精神的な病気を抱えた人がいてもどう接していいかわからない。正解をしらない。
前職の環境がパワハラチックだったから、私もぎりぎりのところまで多分行っていたのだろうけれど、世の中を斜めに構えて見る傾向がある人間のためそそくさと脱出してこんにち元気にペルーに存在できている。
しかし、働いているときから「ストレス」は一つのテーマであり、新入社員から入社した3年間は、新聞でも若手社員のじさつも大きく取り上げられた時代だったため他人事ではなかった。
いやならやめればいいと人は言うかもしれないが
「いやだからやめる」という判断ができなくなるくらい、精神を蝕むのだ。
そこまでいったら周りが何としてでも辞めさせないといけないというのを聞いたのだが、それくらい本人は正常な判断ができなくなっているということだ。
転職も一つの道だと人は言うかもしれないが
今の環境から抜け出すという選択肢がとれないのだ。
それを考える余裕をなくすくらい追いつめられる。
その人の精神が弱い?
いや、そんなことはないと思う。
働き方が悪い?
いや、私はそうは思わない。
私が帰国したら日本に帰って働きたいと思う理由。
ダイレクトに支援する国際協力系キャリアを歩まない理由。
それは、日本というテクノロジーの進んだ先進的で「豊か」に見える国の裏に潜む狭くて苦しい、未解決の社会に目を向けたいからだ。
海外、途上国、確かに無視できない。
でも私にとってはそういう日本がもっと無視できない。
これは、異常である。
どうにかしたい。
でも、身近な人にさえどう対処していいかわからない私に何ができる?
身体と精神はつながっている。
風邪で仕事を休むのに精神的に病んでいても人は会社を休まない。
精神的な病が軽視されているからだ。
私はそれを逃げとは思わないけれど、今いる環境が辛くてどうしようもないなら、それを人が逃げと言うなら、逃げていいと思う。
明日のことはそのあと考えよう。
私は、誰かが精神的に病を抱える前に、心を安心して預けられる場所を創りたい。
そういう人たちが心からリラックスできる、サードプレイスを作りたい。
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